市場志向型農村生活改善プロジェクト

Market-Oriented Rural Life Improvement Project

実施中案件

thmbnail
国名
ガーナ
事業
技術協力
課題
農業開発/農村開発
協力期間
2022年4月~2027年4月

プロジェクト紹介

ガーナでは、農業は全労働人口の38.3%が従事する基幹産業でありながら、農家の貧困率は43%と他の就労形態に比べて大幅に高くなっています。大半は自給自足を中心とした伝統的農業を営む耕作地2 ha以下の小規模農家で、生産性・収益性とも低く、食糧へのアクセスや栄養状態などの生活水準向上を妨げている状況です。
本事業は、ガーナにおいて市場志向型農業振興(SHEPアプローチ)の主流化による農業普及システム強化と普及サービスの向上を図り、もって農家の農業収入の向上及び栄養改善を中心とした生活改善を目指します。

(1)上位目標:
SHEPアプローチを主流化した農業技術普及サービスが、ガーナ全国の小規模農家の生活改善を目指し、持続的に提供される。
(2)事業目標:
SHEPアプローチを主流化した農業技術普及サービスシステムが、対象州及び対象郡の小規模農家の生活改善に向けて機能する。
(3)成果
成果1:SHEPアプローチを主流化した農業技術普及サービスシステムが、ガーナの地方分権化を踏まえ、中央政府レベルで構築される。
成果2:SHEPアプローチを主流化した農業技術普及サービスシステムが、対象州及び対象郡で構築される。
成果3:SHEPアプローチを主流化した農業技術普及サービスシステムが、対象州及び対象郡主導で提供される。
成果4:SHEPアプローチにおける栄養改善に関する普及システムが、対象州及び対象郡で構築される。

協力地域地図

市場志向型農村生活改善プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 中央SHEPチームに対するマスタートレーナー育成研修 

  • 市場調査実習。対象郡SHEP チーム及び農業普及員(AEA)を対象としたSHEP研修の一環として実施。 

  • 対象郡SHEP チーム及び農業普及員(AEA)を対象としたSHEP研修。市場調査結果に基づく作物選定の演習。 

  • プロジェクトで学んだ栽培技術を農家グループに指導をする普及員(左)。展示圃場で実際に苗づくりを実証することで丁寧な作業の大切さを伝えている。農家からの積極的な質問に実技を交えて答えている。 

  • 対象農家グループへの栽培技術研修。農家は一般的に苗の量が少なくなることを嫌って、播種する量が多くなりすぎるため、苗の質が悪くなってしまう。丁寧に播種をすることで、少ない量で健全な苗が出来ることを説明する日本人専門家(中央)。 

  • 農家に指導をする普及員を対象とした野菜栽培研修の様子。プロジェクトは郡職員に栽培技術を指導する。郡職員(右)はその内容を農家指導をする普及員へ伝えていく。実証圃場で実際に栽培をしながら、農家に指導する栽培技術を学ぶ農業普及員たち。 

  • 農家に指導をする普及員を対象とした野菜栽培研修の様子。粗放な栽培が一般的なトマト栽培での収入向上のために、実証圃場でトマトの誘引を農業普及員に指導する日本人専門家(右) 

  • Bono East州Techiman North郡の対象農家グループへの家計研修。グループディスカッションをファシリテートする普及員(右)。 

  • Bono East州Techiman North郡の対象農家グループへの栄養改善研修。油と塩を減らし栄養バランスの取れた健康メニューの調理実習をおこなう。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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