国際協力とは

開発途上国の問題は世界の問題

世界には195の国がありますが、そのうち150カ国以上が開発途上国と呼ばれる国々です。開発途上国の多くは貧困や紛争といった問題を抱え、貧困による衛生事情の悪化が感染症の蔓延や環境汚染につながっています。また、貧困は教育や雇用の機会を奪い、社会不安を招くことから、紛争の原因にもなっています。
世界がグローバル化した現在、こうした問題は、世界規模での環境破壊や感染症の蔓延、紛争問題の深刻化といった形で、世界全体を脅かしており、決して開発途上国だけの問題ではありません。国境を越える地球全体の問題は、世界各国が力を合わせて取り組む必要があるのです。

世界に依存する日本

私たちの生活や産業に欠かせないエネルギー。日本はその約80%を海外からの輸入に頼っています。食料自給率も40%を切っており、穀物をはじめ、水産物、果実などの多くを輸入に頼っています。また、そうした輸入食料の生産には、大量の水が使われており、地球上の限られた淡水を、間接的に日本が輸入していると言えます。このように、日本は世界各国に資源や食料の多くを依存しており、日本はもはや一国だけでは成り立たないのです。

国際協力とは

こうした国際社会全体の平和と安定、発展のために、開発途上国・地域の人々を支援することが、国際協力です。世界中のすべての人々がより良く生きられる未来を目指し、人類共通の課題に取り組むことが今、求められています。
国際協力には、国が行う政府開発援助(ODA)や多国間で行われる支援以外にも、さまざまな組織、団体、機関、そして市民が関わっています。近年、企業によるCSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)活動がますます重要な役割を担うとともに、NGOや大学、地方自治体などが、各々の専門分野で力を発揮しています。また、募金や物品の寄付など、市民レベルの国際協力も活発化しています。こうしたさまざまなアクターの活躍と協力により、より良い世界の実現に向けた取り組みが進められています。

【画像】国際協力 アクター図