水資源・防災

水資源・防災

活動概略
開発途上国では、安全な飲み水さえ確保できない人々が多数います。JICAでは、利水、治水、水環境などの総合的な観点から、途上国の水資源問題の解決に取り組んでいます。また、途上国の人々の暮らしを直撃し貧困を深刻化させる災害に対しても、災害リスクを軽減するための支援を行っています。

世界では急激な人口増加や経済発展などにより、水不足や水質汚濁、水災害など、水資源にかかわる問題がますます深刻化かつ多様化しています。

現在、世界の人口の3分の1にあたる人々が、水不足に直面しており、8億人以上が安全な飲料水を利用できない状態にあります。また、水関連の病気で子どもが8秒に1人ずつ死亡し、開発途上国における病気の原因の8割は汚水にあるとされています。このほかにも開発途上国では、洪水被害や水の不公平な配分によって起こる食糧難など、水資源に関係して数多くの問題が発生しています。さらに、気候変動が洪水の頻度や被害の増加、渇水、水質の悪化など、様々な影響をもたらすことも懸念されています。

水資源にかかわるさまざまな問題は、国際的に取り組むべき緊急課題で、近年、世界的な対応も活発化しています。

一方、世界では水災害だけでなく、地震や火山活動など、日々さまざまな災害が発生しています。とくに社会基盤が整備されていない開発途上国では、災害は人々の暮らしを直撃し、貧困にますます拍車をかけています。

従来の防災支援は、ダムや堤防などの構造物による対策が主流でしたが、近年では、災害の予報・警報のあり方や災害に強いまちづくりなどのソフト面での対策も重視した複合的な対策がとられています。

また、行政の防災能力の不足をおぎなう意味で、地域住民自身による防災活動や、住民の災害対応能力の強化を重視するコミュニティ防災も注目されています。