環境への取組み

オフィス及び所有施設における環境配慮活動の推進

JICA中国が位置する「ひろしま国際プラザ」の関係2機関と、環境に関する連絡会を定期的に開催し、特に省エネと廃棄物分別について全館あげての取組みを実施しています。その他、環境に配慮したオフィス業務実施のため、以下のとおりの「エコオフィスプラン」を推進しています。

ゴミの分別・リサイクルの徹底

開発途上国から来日した研修員でもゴミの分別が容易にできるよう、ゴミ箱に英語標記のシールを貼り、随所に設置しています。オフィス内では、個人用ゴミ箱は撤去し、共有のゴミ箱を使用しています。共有のゴミ箱は「可燃ごみ用」「廃プラスチック用」等、6種類に分け、分別を徹底しています。間違いなく分別されているか…。一日一回、モニタリング担当者が、各ゴミ箱の中を念入りにチェックしています。既に、スタッフの分別意識は定着してきています。

また、使用済みの切手やプリペイドカードは、専用のボックスを設けて回収しています。これらはコレクターや取り扱い業者を通じて換金され、開発途上国の住民の生活向上と自立を支援する活動に役立てられています。オフィスの事務用品も、詰め替えできるものは中身だけを替える、補充タイプのものを使用する等、極力、リサイクルできる環境を整えています。

【画像】

オフィス内共有の分別用ごみ箱

【画像】

モニタリングシートに記入

室内・廊下等の照明の節電や冷暖房設定温度の調節

昼休み中、オフィスは消灯します。また、就業時間終了後は部分消灯を行い、不要な照明は使用していません。昼休み中の消灯については、モニタリング担当者が厳しい目でチェックしています。

また、夏季の室温は28℃、冬季は20℃に保っています。夏は、ドアや窓の開放、ウチワで暑さを払いのけ、冬は太陽光の取り込み、ジャンパー着用、湯たんぽ使用等で温かさを確保しています。

その他、スタッフは、長時間離席するときに必ずパソコンをシャットダウンする等、こまめな節電を心がけています。

【画像】

ジャンパー姿で執務するオフィス風景

紙の使用量の削減

印刷は、両面印刷を原則とし、可能な範囲で2アップ印刷を徹底しています。また、書類作成の際の校正は、可能な限りパソコンの画面上で行っています。会議資料は、事前に必要部数を十分に把握し、余部を出さない工夫をしています。

開発途上国からの研修員への環境教育・広報活動の推進

開発途上国からの研修員は、来日後、まず、ブリーフィングを受けます。ブリーフィングでは、節電、節水、廃棄物分別等、JICA中国の環境への取組みに関する協力を依頼しています。研修員が使用する宿泊棟や食堂、共有スペースには、英語や中国語を含めた4ヵ国語で「エコ取組み」推進を呼びかけています。

【画像】

宿泊棟に設置された分別ゴミ箱について、熱心に説明を聞くJICA研修員

太陽光発電システムの設置及びLEDの導入

JICA中国では環境重点テーマの一つとして「施設・設備の稼働に伴うエネルギーの消費の削減」を掲げており、2012年度には、ひろしま国際プラザの屋上に「太陽光発電システム」を設置し、また、セミナールームの照明器具として消費電力の少ないLEDを導入しました。

【写真】