都市施設復旧・復興整備マスタープラン策定調査

背景と目的

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リベリア国では14年間の内戦の結果、首都モンロビアを中心として多くのインフラが被害を受け、また、大きな被害を受けなかった施設も維持管理不足により老朽化が進んでいます。現在、援助機関が紛争終結後の緊急・復興支援を行っていますが、内戦による被害が大きかったこと、紛争終結後の人口増加が急激であったことから、都市機能は不十分な状態にあります。今後のさらに本格的な都市機能の復旧・復興を行うにあたっては、ビジョンと戦略に基づいた計画が必要であることから、本事業では、短・中期的な復旧計画の策定に向けたマスタープランを作成しました。

事業概要

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本事業では、目標年次を2014年までの復旧計画及び2019年までの復興計画とし、グレーターモンロビアにおける都市施設復旧・復興整備マスタープランを策定しました。策定にあたっては、都市課題として横断的に、共通の社会・経済フレームの中で検討を行い、各分野の課題の深刻さ、対策の必要性、緊急性を踏まえ、重点分野ならびに分野ごとの重点課題を明確にしました。また、マスタープラン策定と同時に、道路、上水道、下水道、雨水排水を対象とした事業実施計画の策定も行いました。

なお、2009年にマスタープラン策定は終了し、カウンターパートである公共事業省によって活用されています。