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【千葉県】日本語で手紙交流(カンボジア国立経営大学)

2008年12月26日

 アンコールワットの国、やさしい微笑みを持つ人々の国、カンボジア。そのカンボジアで日本語教師として活動する青年海外協力隊、高橋昭子さんからのお便りです。



 私は青年海外協力隊として、首都プノンペンにある国立経営大学で日本語を教えています。国立経営大学日本語コースは、14年前に始まり、現在160名ほどの学生が日本語を勉強しています。学生たちは「日本へ行きたい」「日本人と働きたい」など、学習動機はさまざまですが、毎日、一所懸命、勉強しています。

 このコースで、約3年半、初級1・初級2・初中級と勉強し、日常会話はできるようになります。しかし、実際に日本語を使う機会はあまりありません。日本人と知り合いたいと思っても、教室外で日本人と知り合うチャンスはほとんどありません。

 そこで、日本の方と日本語で手紙の交流ができないかと考えました。JICA地球ひろば、JICA千葉デスクのお力をお借りし、「手紙交流ボランティア募集」の声に応えてくださった千葉県の方々との交流が始まりました。

 郵便事情の問題(カンボジアでは、一般の住所にはなかなか届きません)や、学生たちはカンボジア語でも手紙を書いた経験がないので、手紙の書き方を一から勉強しなければならなかったり、日本の方が善意でひらがなだけで書いてくださった手紙に学生は不満をもらしたり・・・と、実際にやってみるといろいろあります。

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日本からの手紙が届きました!

 しかし、手紙を受け取った時のうれしそうな顔、封を開ける時のドキドキした顔、辞書を片手に手紙の日本語をがんばって読んでいる学生たちの姿を見て、この交流が実現できて、本当によかったと思いました。日本のボランティアの方々に接し、学生らは多くを学べることと思います。この交流を通して、彼らが少しでも多く日本のことを理解し、日本の方にも今のカンボジアを感じてもらえたらと願っています。日本語を使って世界の人とつながることができることを、実感して欲しいと思います。

 国立経営大学日本語コースは、来年で終了する予定です。でも学生たちには、これからも日本語や日本に興味を持って、日本語の勉強を続けて欲しいと思っています。そして、将来彼らがカンボジアと日本の掛け橋となってくれると信じています。
 最後に、この交流実現に力を貸してくださったみなさんに、お礼を申し上げます。ありがとうございました。

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日本語を学ぶ学生 ヴッティー・ソモリカさん

<学生からのひと言>
 こんにちは。私はヴッティー・ソモリカと申します。日本の方が、私たちに手紙を書いてくださったこと、心から感謝いたします。
 日本の方に手紙が書けて、わたしたちはうれしいです。
 前は、外国人に手紙を書いたことがないので、手紙の書き方を勉強しているときに、書いてみたいと思いました。1回目の手紙を書いてから、色々なことを初めて知り、勉強になりました。そして、1人のペンフレンドと知り合いました。私たちが書いた手紙は、正しくないかもしれなくて、意味も分かりにくいと思います。私たちがあまりよくない手紙を書いても、返事をしてくださって、うれしかったです。本当にありがとうございました。
 これからも、ずっと手紙で連絡できたらいいなと思います。

国立経営大学 4年(日本語コース 初中級クラス)
ヴッティー・ソモリカ

報告:青年海外協力隊(カンボジア・日本語教師)高橋 昭子

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