地方自治体における参加型廃棄物管理

背景と目的

2010年7月、イラン国内務省都市地方行政機構(MRMO)が、技術協力プロジェクト「地方自治体における参加型廃棄物管理」を要請したのを受け、JICAは2013年2月から1年間、複数の日本人専門家を派遣することを約束しました。

プロジェクトの目的は、セミナー、研修、ワークショップ、専門家とのコンサルテーションを提供することにより、MRMOおよびマシャド市廃棄物管理機構(WMO)が、国内の地方自治体の固形廃棄物管理技術向上を支援する能力を高めることです。また、MRMOとマシャド市WMOが、JICA専門家による技術協力が終了した後も、地方自治体の廃棄物管理を自立的に支援して行けるようにすることです。

以下の6分野において、JICA専門家が短期または長期で派遣されます。

  1. 廃棄物管理(長期)
  2. ごみ焼却技術(短期)
  3. ごみ焼却・環境対策(短期)
  4. 生物分解処理(短期)
  5. 埋立地改善(短期)
  6. 浸出水対策(短期)
  • 実施時期:2013年2月から2014年2月(1年間)
  • 実施機関:内務省都市地方行政機構(MRMO)
  • カウンターパート機関:マシャド市廃棄物管理機構(WMO)

プロジェクトの概要

プロジェクトの内容は、マシャド市で実施する4つのパイロットプロジェクトとMRMOがマシャド市と協力して主催する国内地方自治体向けワークショップの2つの活動に大きく分類されます。前者(パイロットプロジェクト)のカウンターパートはマシャド市WMOで、後者はMRMOとマシャド市WMOです。
マシャド市でのパイロットプロジェクト実施により得られた知見は、国内地方自治体向けワークショップおよびセミナーでカリキュラムに組み込まれる予定です。

【画像】

マシャド市カウンターパートおよびJICA専門家とのゴミ埋め立て処理上改善に関するミーティング風景

【画像】

アースデイ(地球の日)でのスピーチ

【画像】

マシャド市の学校の女生徒が、JICA協力に対する感謝の意を込めて吉田充夫JICA専門家を表敬