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日本と国際緊急援助 自然災害の多い日本だからこそ、差し伸べられる手があります。

 地震、津波、台風、洪水、火山・・・世界では、大規模な自然災害が頻繁に発生し、多くの命が犠牲になっています。中でも開発途上国の多くは、経済・社会基盤がぜい弱であるため、災害が発生した際に十分な救援活動を行えないのが実情です。

 こうした課題にこたえるべく、日本は国際緊急援助を行っています。支援には人的、物的、資金援助があり、災害の規模や被災国のニーズに応じて、いずれか、ないしは複数を組み合わせて実施しています。

日本の国際緊急援助体制

日本の国際緊急援助体制

 1992年に施行・公布された「国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律(通称PKO協力法)により、紛争に起因する災害はPKOが対応し、それ以外の災害は国際緊急援助隊が対応することで整理がなされました。

災害の種類と日本の国際緊急援助

災害の種類と日本の国際緊急援助

 

日本が受けた国際緊急援助〜困ったときの助けあい〜

日本が阪神・淡路大震災で受けた援助(抜粋)

米国:地震専門家、毛布57千枚、飲料水23万リットル他
スイス:捜索犬22頭、救助隊員26名
フランス:救助隊員61名、捜索犬4頭
カナダ:地震専門家、50万加ドル相当、テント他
英国:毛布18千枚他
ドイツ:50万マルク物資
オーストラリア:20万リットル飲料水
中国: 10万ドル、320万元相当の物資
タイ:副首相一行が救援物資と来日、医療チーム
韓国:300トンの物資
スリランカ:紅茶3トン
カンボジア:2万ドル
インド:1億円相当の物資
北朝鮮:2000万円
台湾:2000万円
パキスタン:タオル6トン
バングラデシュ:茶5トン
モンゴル:副首相が物資と共に来日
インドネシア:合板
ネパール:ウールショール500枚

 1995年の阪神・淡路大震災では、5000人にのぼる尊い命が失われました。この時、被災地には海外から多くの支援の手が差し伸べられました(右表参照)。先進国も途上国も、心からのお見舞いを下さったのです。日本が国際緊急援助を行うのも、「困ったときはお互いさま」という精神にもとづいています。