現在の場所はホーム > JICA研究所 > JICA国際協力総合研修所・JBIC開発金融研究所の調査研究情報 > 分野・課題別援助研究報告書 > 援助アプローチ

調査研究報告書

キャパシティ・ディベロップメントに関する事例分析
タンザニア国モロゴロ州保健行政強化プロジェクト

【表紙】

2008年2月発行

English

本報告書は、タンザニアにおける保健セクター改革の流れの中で、地方における保健マネジメントの強化をエントリーポイントとしつつも、最終的には、包括的な保健システム全体の強化に至っている事例を分析しています。

ボトムアップとトップダウンの中間でボトルネックとなっていた州と県レベルをターゲットとし、タテとヨコの連携関係を強化していきました。相手側のリーダーシップやオーナーシップを醸成する「カタリスト的支援」も本事例の大きな特徴です。

また、セクターバスケットファンドを活用し、プロジェクトのモデルを体系化して、保健セクター改革にも反映している動きは注目に値します。保健システム強化のみならず、地方行政、そして援助協調に関する示唆にも富んでいます。

目次

表紙、目次、序文、調査位置図、要約、序章(PDF/340KB)

  • 序章 CD事例研究の背景と目的
    1. 事例分析の背景と目的
    2. 事例分析の方法
    3. 報告書の構成

第1章 タンザニアにおける社会政治環境〜プロジェクトの背景として〜(PDF/45KB)

  • 1−1 社会経済状況
  • 1−2 貧困削減戦略
  • 1−3 セクターワイド・アプローチ(SWAp)
  • 1−4 保健セクター改革(HSR)
    • 1−4−1 保健政策の変遷
    • 1−4−2 保健セクター改革の3つの基盤
  • 1−5 地方行政改革計画(LGRP)
    • 1−5−1 地方行政政策の変遷
    • 1−5−2 地方行政改革(LGRP)による保健サービスの地方分権化

第2章 本プロジェクトの進展と成果(PDF/273KB)

  • 2−1 プロジェクト形成期:相手側の主体性に基づく案件形成(1999年8月〜2001年3月)
    • 2−1−1 タンザニア側主体の案件形成
    • 2−1−2 プロジェクト概要
  • 2−2 プロジェクト前半期:試行錯誤を通した信頼関係の構築(2001年4月〜2003年10月)
    • 2−2−1 地方における縦と横のネットワークの基盤構築
    • 2−2−2 CP主体のプロジェクト活動計画策定・修正
    • 2−2−3 全員参加型研修の実施
  • 2−3 プロジェクト転換期:中間評価による見直し(2003年10月〜2004年3月)
    • 2−3−1 中間評価
    • 2−3−2 専門家の交代
    • 2−3−3 中間評価と相手国関係者の意識変容
  • 2−4 プロジェクト後半期:自立的な保健マネジメント体制の確立(2004年4月〜2006年3月)
    • 2−4−1 州と県の協働体制の確立
    • 2−4−2 財政面のオーナーシップ醸成
    • 2−4−3 プロジェクト成果の発現
  • 2−5 延長フェーズからプロジェクト終了まで(2006年4月〜2007年3月)
    • 2−5−1 持続的運営のためのロジスティックス・調整能力の強化
    • 2−5−2 MHP活動経験の体系化・教材ツールの開発
    • 2−5−3 プロジェクト成果の発表・共有
    • 2−5−4 他州保健セクターへのMHPの経験反映
    • 2−5−5 他ドナー取り組みとの連携模索

第3章 CDの観点からの成果と課題(PDF/160KB)

  • 3−1 キャパシティの発展過程とプロジェクトの成果
    • 3−1−1 個人レベルでの成果
    • 3−1−2 組織レベルでの成果
    • 3−1−3 政策・制度・社会レベルでの成果
    • 3−1−4 CDの観点からの課題
  • 3−2 まとめ:MHPの特徴と教訓
    • 3−2−1 キャパシティ・アセスメントによる支援のエントリーポイント
    • 3−2−2 包括的観点からの持続可能な保健システム
    • 3−2−3 オーナーシップ
    • 3−2−4 他ドナーとの協調
    • 3−2−5 成果の可視化

第4章 今後の技術協力に向けた教訓(PDF/38KB)

  • 4−1 包括性の視点:自立発展的なシステム構築と包括的思考
    • 4−1−1 3つの基盤別のキャパシティ・アセスメント
    • 4−1−2 プロジェクトに関わる多様なアクターの把握・巻き込み
    • 4−1−3 プログラム・アプローチによるCD支援
  • 4−2 内発性の視点:途上国の主体性を重視した側面支援
    • 4−2−1 相手側コミットメントの把握
    • 4−2−2 ローカル・コスト・シェアリング
    • 4−2−3 ローカルリソース活用
    • 4−2−4 カタリスト的支援
    • 4−2−5 主体的取り組みを位置づけるためのシステム化
    • 4−2−6 目に見える成果
    • 4−2−7 CD支援の期間
  • 4−3 実施体制上の教訓
    • 4−3−1 本部・在外援助機関・プロジェクトの連携、支援体制
    • 4−3−2 プロジェクト効果の普及体制

添付資料、参考文献(PDF/106KB)

  • 添付資料1 現地調査日程
  • 添付資料2 面談者リスト(国内)
  • 添付資料3 面談者リスト(タンザニア)
  • 添付資料4 質問項目
  • 添付資料5 プロジェクト・デザイン・マトリックス(PDM)
  • 略語一覧
  • 参考文献