JICA研修員との交流

JICAは、日本が有する知識や技術・経験を開発途上国の発展に役立てるべく、国づくりの中心となる行政官・技術者・研究者などを対象に、教育・医療・農業・防災など様々な分野の研修を実施しています。各国から来日したJICA研修員(以下、研修員)は、帰国後に日本で学んだことを活かし、自国の発展のために活躍しています。

同じ地球市民として、様々な国から来日した研修員との交流を通して、開発途上国への理解を深め、日本とのつながりを知り、国際協力について考えてみませんか?

どんなことができるの?

【写真】研修員と交流するプログラムです。直接話すことにより、書籍やインターネットなどからは知り得ない研修員の出身国の文化や情報を得ることができます。また、研修員にとっても日本の人々との交流を通じて、日本の生活や学校の様子、文化などを理解する大変よい機会となっています。

プログラムを企画する際のポイント

プログラムの企画及び実施は、依頼団体で行っていただきます。学校の場合は、交流を通じて児童・生徒のみなさんに学んでほしいことを明確にした上で、年間の授業計画の一環として企画することをお薦めします。
研修員からの出身国紹介に対して、日本文化・地域・学校の紹介や、研修員の仕事についての質問など、双方向のコミュニケーションを交流に含むことをお薦めします。宗教上の配慮が必要になる場合もありますが、一緒に給食(昼食)を楽しむという交流も可能です。プログラムの組み方は様々です。「過去の実践例」をご参照ください。

費用について

謝金は不要です。研修員及び同行者の移動に必要な経費は、JICA関西が負担します。交流のための費用(給食交流など)は、依頼団体にてご負担ください。

申込みから実施までの流れについて

1.申込み
環境に配慮しペーパーレスに取り組んでおりますので、依頼・申込書に必要事項をご記入の上、JICA関西 開発教育支援担当宛に原則メール添付にてお申込みください。メール送付が難しい場合は、FAXにてお申し込みください。
JICA関西から交流先までの交通手段、当日のプログラム詳細が分かるものも併せてご提出ください。
2.選考
同じ研修コースに対し複数団体から申込みがあった際には、次の観点を踏まえて総合的に判断します。結果は、JICA関西担当者から交流希望団体のご担当者様あてへ連絡します。
(1)交流プログラムの目的・学習のねらいが明確であること。
(2)開発教育・国際教育への取組みに継続性があること。
3.打合せ
交流団体のご担当様とJICA関西担当者とで、実施に向けての打合せを行います。
4.実施
交流の際の司会進行・時間管理などは、交流団体側でお願いします。
5.報告書の提出
実施後、2週間以内にJICA関西所定のアンケートをご提出ください。

申込方法                                    

依頼・申込書をご提出ください。また、事前事後学習の予定や講座の位置付けがわかる年間計画などがあれば、併せてご提出をお願いします。市民団体や学生団体等からのお申込みの際には、活動内容などがわかる定款などの提出を求める場合があります。

申込みに際してのご注意(必ずお読みください)

交流日は、研修日程の都合で変更となる場合があります。派遣は基本的に、研修員の来日期間中、半日から1日に限ります。時間は、JICA関西発(神戸市中央区)9時30分頃からJICA関西着17時頃までとなるようにプログラムを組んでください。
研修員は、英語又は母語を話し、日本語は話しません。
年度内に複数回のご依頼をいただいても、お応えできない場合があります。
研修員は、技術の習得を目的として来日しているため、自国の資料を十分に持っていない場合があり、また、歌や踊りの披露など特定のご依頼にはお応えできないこともあります。
諸般の事情により、研修員の出身国・人数が変更となることがあります。それらの変更にも対応できるプログラムを立てることをお勧めします。
給食交流などにおいて、宗教上の理由により研修員が口にできない食べ物がある場合は、ご配慮くださるようお願いします。

募集中の研修コース

2023年度の募集は終了しました。
2024年度の募集は、2024年4月以降に開始予定です。

<2023年度募集内容>

No. 実施予定日 交流予定の研修コース名 交流予定研修員の母国
( )内の人数は来日予定人数です
コース言語 交流希望内容
1 10月7日(土) 投資促進・ビジネス環境整備(A) インドネシア(1)、マレーシア(2)、カンボジア(1)、ラオス(1)、ベトナム(1)、パキスタン(1)、フィジー(1)、パプアニューギニア(1)、パレスチナ(1)、キルギス(1)、ウクライナ(1) 英語 文化紹介などの交流
2 12月2日(土)
または
12月9日(土)
中小企業振興政策(B) アルジェリア(1)、ガーナ(1)、ザンビア(1)、コートジボワール(1)、北マケドニア共和国(1)、モンテネグロ(1)、モルドバ(1)、ウクライナ(1) 英語 文化紹介などの交流
3 10月5日~27日の内平日の半日 文化遺産および地域社会と共生する持続可能な観光開発 東ティモール(1)、ブータン(1)、ミクロネシア(1)、ペルー(1)、ヨルダン(1)、エジプト(1)、エチオピア(1)、ジョージア(1) 英語 文化紹介などの交流
4 2024年2月中旬の平日の半日 投資促進・ビジネス環境整備(B) リベリア(1)、ウガンダ(1)、タンザニア(1)、ジンバブエ(1)
アンゴラ(1)、ジブチ(1)
英語 文化紹介などの交流