同志社大学ラグビー部員8名がJICA海外協力隊としてインドに派遣

ーチームが一丸となり開発途上国へー

2020年2月18日

 国際協力機構(JICA)と同志社大学体育会ラグビー部、学生支援センターが締結した覚書にもとづき、隊員8名は、2020年2月17日にインドのオディシャ州ブバネシュワルに向けて出発し、活動拠点となるKIIT(Kalinga Institute of Industrial Technology)の宿舎に滞在しながら、1カ月間、同校で同僚コーチと共に学生らに対し練習指導等を行います。同校では既に1名の長期隊員が派遣されており、8名の隊員と共に、7人制ラグビーのリアルなチーム指導が、現地の子どもたちにとって有意義なものとなることが期待されています。本事業は、JICAが行う海外協力隊事業を通じた貢献と国際的な活動に関わる人材の育成を目指しています。

京田辺市長への派遣前表敬

【画像】2月6日に、同志社大学ラグビー部員8名が、派遣前表敬として、京田辺市長を訪問しました。隊員らは、笑顔を浮かべながら、「ラグビーを通して、社会貢献したい。」「インドの子どもたちや指導者らとラグビーを通じ、相互理解を深めたい。」など今後の意気込みや抱負を熱心に話しました。
京田辺市長からは、「各自が健康に留意しながら、現地の方々と共に活動してください。」との温かい言葉が隊員へ送られました。

インド総領事館への派遣前表敬

2月10日には派遣前表敬として在大阪・神戸インド総領事館のサンジーヴァ・ジャイナ領事を訪問しました。冒頭ラグビー部員はヒンディー語で自己紹介をした後、ジャイナ領事よりインドの歴史や文化、生活についての説明を受けました。その後インド料理を囲みながら、インドの映画やインド人の日本に対する印象などざっくばらんに歓談しました。隊員らは領事の英語での説明を一生懸命聞き、熱心に質問をかわすことで、翌週に控えたインドでの生活のイメージを膨らませていました。最後はジャイナ領事へ同志社大学ラグビー部から記念品が贈呈されました。

8名の部員は、インドの生徒・学生にラグビーを指導し、インドラグビーの普及と強化に貢献することが任務とされています。ジャイナ領事からは「日本とインドがラグビーの交流を通じ、お互いの文化を理解しあい、強い信頼関係を築いてほしい。そして、このような交流により、インド国内にラグビーをはじめとした様々なスポーツが普及していくことを願っている」と述べられました。