リフトバレー州カプサベット市の給水施設は1948年に建設されたものであり、老朽化によって給水サービスは極めて不安定であるほか、配水管網も市内の1/3の地域しかカバーしていません。給水サービスを受けている住民は全体の15パーセント程度であり、給水サービスを受けられない住民の多くは、市内にある21箇所の湧き水を生活用水としており、水因性疾患のリスクや水運搬労働が大きな負担となっています。
本プロジェクトは、市内を流れるカブティエ川を水源として、取水堰、導水管、浄水場、送配水管網を新設するものであり、完成によって、浄水能力が620立方メートル/日から3,600立方メートル/日に、現在5000人の給水人口が32,500人に増加し、地域住民への安全な水の供給に大きく貢献します。