ケニアでは国土の83パーセントに相当する49万キロメートルは乾燥地または半乾燥地であり、厳しい自然環境の中、人口の約25パーセントが居住しています。乾燥地または半乾燥地では、年間を通して利用可能な水源は乏しく、地下水開発が重要となっています。こうした地域では乾季には非衛生な溜まり水や枯れ川の底を掘り下げて得た泥水を使用しており、水因性疾患を引き起こしています。
イースタン州キツイ県、ムウィンギ県、マチャコス県、マクエニ県は半乾燥地に位置し、安全な水へのアクセス率は、それぞれ36パーセント、10パーセント、10パーセント、14パーセントにとどまっていています。
本プロジェクトでは、53箇所のハンドポンプ式給水施設、62箇所の水中モーターポンプ及び公共水栓式給水施設、1箇所の湧水利用給水施設建設を行い、約203,000人に安全な水を供給します。