<イベント報告・佐賀>佐賀でJICA海外協力隊ナビ2022年度第2回、活動報告会を実施しました!

2022年6月22日

ゲスト講演中の様子

 2022年6月19日(日)、オンラインにてJICA海外協力隊ナビを開催しました。

 2022年度第2回目となる協力隊ナビでは、ウズベキスタンに派遣されていた元JICA海外協力隊員の大室和也さん(職種:理学療法士)をゲストに、活動報告会を実施しました。
 大室さんの活動報告では、まずはじめに協力隊を目指すまでの過程やウズベキスタンの現地情報・気候・食文化・理髪店等の紹介について写真を用いてご紹介頂きました。また、ウズベキスタンで大室さんが経験された理学療法士の仕事について、初代隊員として苦労されたところ、旧ソ連の影響を色濃く残したウズベキスタンにおけるハンディキャップを持つ人への考え方の理解、宗教上配慮しなければならなかった点などをお話し頂きました。配属先の病院の写真も多く見せて頂き、ウズベキスタンでの活動や生活を垣間見ることが出来ました。
 また後半は、ハンディキャップのある方と社会との関係について、大室さんが協力隊での経験を通して学ばれたことをご紹介いただきました。ハンディキャップを持っている人が社会に合わせるという考え方ではなく、社会が様々なハンディキャップを受け入れる器となることが大切であるという想いは、帰国してから現在に至るまで、大室さんの中に残っているとのことでした。貴重な体験談に加え、大切なメッセージを伝えて頂き中身の濃い1時間となりました。
 報告会の最後には、大室さんがウズベキスタンから持ち帰られたカバンや布をご紹介頂きました。シルクロードに位置するウズベキスタンなので、布を使った製品が有名とのことです。プレゼン後の質疑応答コーナーでも多くの質問・コメントを頂きました。

 今回大室さんの素晴らしい体験や得られた学びを多くの皆様に知って頂きましたが、今後もJICA海外協力隊ナビが、海外協力隊についてより詳しく知って頂く機会になればと思います。ご試聴頂いた皆様、本当にありがとうございました。
(当日の様子は佐賀県国際交流協会Facebookにてご覧頂けます。)

*JICA海外協力隊ナビでは、海外協力隊経験者による活動報告会やワークショップ、あなたが知らないかもしれない世界の現状や世界が抱える課題を知るドキュメンタリー映画上映などを行っています。

お問い合わせ:
 JICAデスク佐賀 担当:石川
 TEL:0952-25-7921 ((公財)佐賀県国際交流協会内)
 Eメール:jicadpd-desk-sagaken@jica.go.jp