<イベント報告・熊本>「コラボカフェ-ウズベキスタンに魅せられて-」を開催しました!

2022年6月30日

イベントの様子

様々な民芸品と今回提供した“ナヴォット”(砂糖)

ウズベキスタンの伝統的な衣装

2016年熊本地震の際に教え子たちが送ってくれたメッセージとその時の思いを熱く語る大塚さん

6月25日(土)、熊本市国際交流会館1階link caféにて「コラボカフェ-ウズベキスタンに魅せられて-」を開催しました。当日は大雨の中、15名の方がご来場くださいました。

今回は、元JICA海外協力隊ウズベキスタン隊員の大塚麻里子さんがホスト役となり、ウズベキスタンの魅力やJICA海外協力隊としての活動経験をお話くださいました。

冒頭、現地の音楽をバックに現地の風景の様子を聞きながら瞑想してのスタート。1991年ソ連崩壊と共に誕生したわりと新しい国であり、広さは日本の1.2倍。中でも大塚さんの活動したブハラは、かつてはシルクロードの中継地としても発展し、中央アジア最古のイスラム建築やモスクも残り、観光客も多く訪れる町だそうです。

「ナヴォット」と呼ばれる黄色味のある美しい砂糖の結晶は長い時間をかけて作られるもので、中東でも見られます。今回は紅茶に入れて味わっていただきましたが、現地ではナヴォットを入れた緑茶がよく飲まれており、おなかが痛いときにこれを飲むと治る、という言い伝えがあるのだとか。

親日国で青少年活動隊員として日本語や日本文化を教えられていた大塚さん。かつてシベリア抑留の日本兵が建築にかかわったというナヴォイ劇場は、見えないところでもがんばる日本人の勤勉さや、大きな地震でも倒れなかったため日本の技術の高さの象徴としても語られているとのことです。

大塚さんの帰国直前に2016年の熊本地震が発生した折には、帰国時に教え子たちが祈りのメッセージを送ってくれたそうで、当時を振り返り思わず涙される場面もありました。
そのように人が温かく、歴史や文化が息づく国、ということがよく伝わってきて、行ってみたい!と感じました。

参加されたみなさんからは、
・ネットでなんでもわかる、見ることができる時代ですが、やはりリアルに現地で活動した方の話を聞く機会は貴重で心に残ります。(70代)
・行ったことがない場所であるが、行ったような気持になった。(60代)
・1つ知っている国が増えたような気になりました。(50代)
・その国の人の人柄や空気、文化が、その土地にいるかのように伝わってきてとても楽しかったです。(20代)
というようなお声をいただきました。終了後も会場内の民芸品をじっくり見られたり、大塚さんに質問されたりと、みなさんウズベキスタンに興味津々な様子でした。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

(JICAデスク熊本 担当:尾上)