現在の場所は

所長あいさつ

私どもJICAメキシコ事務所は、1973年3月に前身の海外技術協力事業団メキシコ事務所として当地に技術協力の拠点を開設して以来、他の政府機関との統合を経ながら、技術協力、有償資金協力、無償資金協力等の援助スキームを駆使してメキシコが抱える多くの開発課題の解決のために貢献してきました。

特に、地震やハリケーンなどの「防災」分野、大気汚染や廃棄物などの「環境」分野への協力では大きな成果を上げています。それらの分野の代表的機関として、JICAが長年に亘り協力を行っている国立防災センターや国立環境研究研修センターは、それぞれの分野で国内の中心的存在であるのみならず、中南米・カリブ地域を代表する機関にもなっています。

近年、メキシコは、石油や銀等の豊富な天然資源を背景に目覚しい経済発展を遂げて新興国の仲間入りを果たし、G20の一員として国際的な発言力も増してきています。また、米州における製造拠点として、自動車産業や航空機産業を中心にメキシコへの外国投資が継続され、経済成長を牽引しています。

このような背景の下、わが国とメキシコは、地球規模の課題に共同して取り組む戦略的グローバル・パートナーとしての関係であり、また、日墨経済連携協定(EPA:2005年発効)の下、製造業を中心にわが国からの進出企業が400社を超えるなど、強固な経済関係が構築されつつあります。

JICAではこのような日墨関係を踏まえ、一層の日墨関係の深化に寄与するための協力戦略を策定し、メキシコへの開発援助に取り組んでいます。具体的には、2つの協力プログラム(「中小企業・裾野産業の競争力強化」及び「気候変動対策能力強化」)によるメキシコへの開発援助と「日本-メキシコ・パートナーシッププログラム(JMPP)」の枠組みを通じて、メキシコを開発援助のパートナーとして中南米・カリブ地域や地球規模の課題解決に協働で取り組んでいます。

また、民間連携、科学技術協力、草の根技術協力などの支援スキームを通じて、民間企業、大学、地方自治体等による日墨間の協力関係をさらに増進させ、国民レベルでの交流が継続的に強化されるような支援を実施しています。詳しくはこのホームページの内容をご参照ください。

最後に、このホームページを通じて、皆様がJICAのメキシコに対する開発援助について少しでも理解を深めて頂ければ幸いに存じます。