現在の場所は

所長あいさつ

サェン・バエノー。こんにちは、お元気ですか。

ここモンゴルはロシアと中国に挟まれた海のない草原の国です。ゴビ砂漠の恐竜、英雄チンギス・ハーン、モンゴル相撲、馬頭琴で有名なモンゴルでは、日本の4倍という広大な大地に、日本の人口の約50分の1にあたる人々が悠々と暮らしています。

短い夏、厳しく長い冬、一日で四季が味わえると言われる自然環境で暮らすモンゴルの人々は、おおらかで優しく、モンゴルを訪れる多くの日本人は、まるで故郷に帰った様な懐かしい気持ちを抱くと言います。モンゴル人もまた大変な親日家で、その似通った風貌からも日本人を兄弟のように思うと言われています。

モンゴルは1992年に資本主義政策に転換しました。市場経済化の波は自由をもたらす一方で、移動式住居(ゲル)に住み、羊、馬、ラクダなどを連れて昔ながらの遊牧をする人々と、多くの車が行き交い高層住宅群が立ち並ぶ首都ウランバートルに住む人々との間に大きな経済格差をもたらしました。また急激な経済発展の影で悪化する環境の保全は、農牧業に頼る産業構造を持つこの国にとって重要な課題です。

JICAのモンゴルへの支援は1990年から始まりました。市場経済を担う制度の整備や人材の育成を進める一方で、地方の開発支援、環境保全、さらに道路や橋、水道など生活になくてはならないインフラ整備など、モンゴルの人々の安全を願い、生活を豊かにするためにJICAの専門家や協力隊員がモンゴルの人々と共に汗を流してきました。

広大な土地を持つモンゴルには、近年注目されている希少金属など、限りない可能性が眠っています。その可能性を最大限に活かしながら、持続的な発展をどのように達成していくのか、モンゴルの人々とともに考え、そのために必要な日本の技術を伝えていきたいと思っています。

このホームページを通じて、モンゴルでのJICA事業に対するご理解とご支援をいただければ幸いです。

独立行政法人国際協力機構
モンゴル事務所長
磯貝 季典