【研修員学校訪問】研修員とゲームで楽しく交流!

2019年8月19日

<幕別町立明倫小学校への研修員学校訪問>

日本の教育制度について話を聞く研修員たち

国紹介の発表を頷きながら聞いています

児童に教えてもらった折り紙

楽しい学校訪問となりました

 7月19日(金)JICA研修員6名が幕別町立明倫小学校を訪問しました。今回小学校を訪れたのは、バルデートさん(コソボ)、バヤラさん(モンゴル)、ハビブさん(パキスタン)、フェさん(フィリピン)、アミラさん(スリランカ)、モルさん(タイ)です。
 学校に到着した研修員は、まず先生の案内の下、学校見学からスタートしました。研修員から「学費はいくらなのか?」、「夏休みはいつからなのか?」といった質問があがり、母国の教育制度と異なる点に驚く研修員の姿が印象的でした。
 それから交流が始まりました。研修員の自己紹介を兼ねてのクイズでは、事前にクイズを作り、国技や名物料理について児童に問題を出しました。難しい問題を正解すると、研修員から拍手があり、校長先生とハイタッチする児童もいました。
 そして児童から、研修員の国について調べたものを発表する時間では、1年生から6年生まで一人1か国を調べていて、地理、通貨、観光地、料理、民族衣装など様々なことについて発表し、研修員はその完成度の高さに感心していました。
 続いて、本日のメインイベントである日本の遊びでは、児童が研修員にやり方を教えて、一緒に体験しました。
 始めに行われたおりがみでは、“猫”と“犬”を折りました。児童と研修員は、簡単な英単語と身振り手振りで、上手にコミュニケーションをとっていました。そして、全員がかわいらしい動物を折ることが出来ました。児童と共に作り上げた作品に、研修員は満面の笑みを浮かべ、出来上がった折り紙を持って写真撮影しました。
 続いてのめんこも、研修員にとっては初めての体験で、児童の説明を聞いて見よう見まねで挑戦し、笑いながら楽しんでいました。
 最後に行われたおはじきでは、3グループに分かれて児童と研修員が楽しみました。はじくのに苦戦している研修員が多い中、対照的に、初めてにも関わらず上手にはじく方もいました。その研修員を見て、「すごい」、「上手い」などと驚きながらも、日本の遊びで負けられない児童達。お互いが楽しんで、日本の遊びを体験しました。
 今回の訪問でバルデートさんから「今日は皆さんに会えることが出来て嬉しかったです。皆さん一人ひとりに明るい未来がありますようお祈りしています。」と感謝の言葉があり、最後には研修員から母国のうちわやキーホルダーなどのプレゼントがあり、大満足の学校訪問を終えました。

※研修コース:
課題別研修「バリューチェーンの整備を通じた農村振興(畜産物の付加価値向上)」