漁民リーダー育成・零細漁業組織強化プロジェクト

Project on the capacity building for the artisanal fisheries organisation and the leaders in fisheries villages

終了案件

国名
セネガル
事業
技術協力
課題
水産、貧困削減
協力期間
2009年6月~2013年3月

プロジェクト紹介

セネガルの水産業は雇用、経済、食料安全保障の観点から重要な産業のひとつに位置づけられています。中でも水揚量の90パーセントを担う零細漁業の持続的発展は、国家的課題の一つにもなっていました。この協力では、同国の零細漁業の主要課題である水産資源の枯渇に対して、開発調査「漁業資源評価・管理計画調査」(2003〜2006年)で導入した行政と漁民とによる水産資源の「Co-Management(共同管理)」を推進し、零細漁民主体の水産資源管理活動の実施を支援しました。

協力地域地図

漁民リーダー育成・零細漁業組織強化プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • セネガルの漁業。水揚げ浜は漁民、仲買人、運搬人(馬)などでごった返している。 

  • ジョワール水産物加工場。10ヘクタール以上あると思われる加工場には所狭しと、燻製釜と天日乾燥台が並んでいる。 

  • 廃棄貝殻。身を抜かれた貝殻が大量に砂浜に打ち捨てられている。貝は加工されてアジアに輸出されたり、発酵させてセネガル料理に用いられる。 

  • 貝殻魚礁。 COGEPASではこの貝殻を利用して、漁民と共に貝殻魚礁を製作した。 

  • タコの禁漁期を知らしめる看板。 親タコ保護のために漁業関係者が1ヵ月間の禁漁期を設けることに合意し、それが県条例になった 

  • 産卵用たこつぼの設置。トロール漁業で荒らされてしまった産卵場所を増やすために、2000個以上のたこつぼを設置した。 

  • たこつぼの効果確認。その後の調査で、設置されたたこつぼにタコが住み着き、つぼの中で産卵しているのが確認された。 

  • ジョワール水揚げ場(COGEPAS対象サイトの一つ)。漁民2400人、漁船700隻を擁するジョワール水揚げ場。水揚げされる魚を待ち受ける仲買人たち。 

  • 加工残滓。ケチャは魚を燻製した後、頭と皮を手でむいて塩を添加して天日干しにする。 

  • 加工残滓の付加価値化。運営資金創出の一環として加工残滓を粉砕し、魚粉としての販売を計画している。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

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