保健人材養成機関教員能力強化プロジェクト

The project for strengthening pedagogical and technical skills of teachers of health training institute

終了案件

国名
モザンビーク
事業
技術協力
課題
保健医療
協力期間
2012年1月~2015年12月

プロジェクト紹介

モザンビークでは1992年まで続いた内戦の影響により、医療・保健人材が大きく不足し、これまで日本を含む複数の支援国が、養成機関のカリキュラムや教材の策定を行ってきました。その結果、技術的な内容の整合性や一貫性がとれていないなどの新たな問題が表面化しています。この協力では、同国保健省が優先コースと位置づけている6つの専門コース(医療技師、予防医学、看護、母子保健看護、薬剤技師、臨床検査技師)に対し、カリキュラムや指導マニュアルの標準化などを支援しました。これにより、同国の質の高い保健人材の育成に寄与しました。

協力地域地図

保健人材養成機関教員能力強化プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 医療従事者養成機関にて教員に直接指導するLucy Sayuri Ito専門家。演習室にある機材は豊富だが、その使用方法がわからずに戸惑う教員も多い。医師の経験、看護師の経験を生かし、各教員に丁寧に指導する。 

  • セミナー終了後の参加者(医療従事者養成機関の教員達)との集合写真。参加者のモチベーションの維持と、人材管理には欠かせないセミナー修了証書は、セミナー終了時に参加者全員に授与する。 

  • 日本の大学の協力で実現した視察型本邦研修時のモザンビークの保健大臣、保健省局長、研修先の講師との集合写真。日本の高度な医療事情と医療従事者教育を視察し、モザンビークの保健政策立案の参考にしてもらうことが期待される。 

  • ベースライン調査前のワークショップにて。ブラジルから派遣された短期専門家(中央)とカウンターパート。各カウンターパート間の能力差是正のため、調査前のワークショップは欠かすことができない。 

  • 首都マプトの医療従事者養成機関でのベースライン調査開始時の会議。ここから、全国10州の医療従事者養成機関のベースライン調査が始まった。 

  • ベースライン調査にて、医療従事者養成機関教員にインタビューするLucy Sayuri Ito専門家。実際に各地に赴き、直接教員の声を聞くことで現状をより正確に把握できる。 

  • 実習視察での一コマ。保健師養成課程の学生の実習に同行し、乳児検診の体重測定を行う。ただ体重測定を行うだけでなく、栄養指導まで包括した医療ケアができる人材を育成することが本プロジェクトの最終課題である。 

  • ベースライン調査にて医療従事者養成機関の学生にインタビューするカウンターパート。初めての面接調査でも、事前に行われたワークショップによりスムーズに実施することができた。 

  • ベースライン調査にて各地で収集した情報をまとめた報告書の中間報告会。カウンターパートである保健省の人材養成部の部長他からも多くの質問が発せられ、活発な議論が行われた。 

  • カウンターパート共に活動予定表を作成する竹山直子業務調整員。カウンターパートの職歴は様々で、医療の臨床現場から直接配属されたスタッフも多い。スタッフ間の能力差を是正するため、一人一人個別に対応し技術移転に努める。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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