スバイリエンにおける上水道拡張計画

カンボジアでは、プノンペンの給水改善を皮切りに、その成果を普及させる形で地方都市の給水改善が進められており、日本政府は技術協力・無償資金協力・有償資金協力を通じその過程を支援してきました。具体的には、無償資金協力によってプノンペン及び地方主要8都市の水道施設（浄水場・配水管網等）が整備され、北九州市等と連携した技術協力によって運営・維持管理能力の強化が進みました。しかし、都市部人口の増加に応じて更なる施設拡張が必要となり、これら8都市の水道普及率の拡大と公営水道事業体の中長期的な経営の安定化を図るため、日本政府等の支援を得て上水道の拡張が進められ、スバイリエン市を除く7都市の上水道は拡張済みあるいは拡張実施中です。
この協力では、残るスバイリエン市において、取水施設、導水施設、浄水施設、送配水施設を建設することにより、安全な水の供給能力の向上を図り、スバイリエン市住民の生活環境の改善に寄与します。