港湾セクター復興事業

PORT SECTOR REHABILITATION PROJECT

終了案件

国名
イラク
事業
有償資金協力
課題
運輸交通
借款契約(L/A)調印
2008年1月~
借款契約額
302.11億円

プロジェクト紹介

イラク南部のウンム・カスル港とコール・アルズベール港は、同国で他に本格利用が可能な港がないため、最も重要な物流拠点であるにもかかわらず、長年の紛争などによる不十分な維持管理や沈船などにより、港に入るまでの航路やクレーンなどの荷役機械の機能が大きく低下していました。現状の輸入貨物のおよそ6割が他国の港湾で取り扱われているとも言われ、同国の復興を軌道に乗せるために、包括的な港湾整備が急務となっていました。この協力では、ウンム・カスル港を中心に、港湾施設・航路の整備を支援しました。これにより、港湾機能の回復と効率化を図り、もって同国の経済・社会復興に寄与しました。

協力地域地図

港湾セクター復興事業の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • この協力で完成した、ウンム・カスル港の様子。 

  • 補修されたフェンダー。港湾運営の効率化につながる。 

  • 有償資金協力で調達されたクレーン船の全景。戦争により沈んだ船を引き揚げ、港の利用が可能となる。 

  • イラク関係者の日本での研修の様子。 

関連情報