現在の場所は

プレスリリース

アフガン復興への挑戦:国民から信頼される警察の再建のために

JICA研修 アフガニスタン国「警察強化支援」

2010年02月04日

JICAは、警察庁との協力によりアフガニスタン国家警察幹部20名を招聘し、2月15日から28日に本邦研修を行います。アフガニスタン警察向けに20年度から3年間実施される本事業は、本年度の受け入れ研修員数が昨年度より倍増されました(10名から20名)。研修生は日本警察全体の制度について講義を受講し、かつそれが具体的にどのように機能しているかを実際に現場視察することにより、日本の警察制度について幅広く理解を深めます。

アフガン政府および国際社会は、アフガニスタンの安定のためには、国家警察の育成の重要性を認識しています。2010年1月に開催された第13回アフガニスタン共同調整モニタリングボード(JCMB)では、2011年10月までに警察官を13万4千人まで増員することが承認されました。アフガン人による国家警察が、国民から信頼される存在として高い規範意識を持ち、社会秩序維持に努めてゆくことが極めて重要な課題の一つです。本研修は、同国の警察再建に中心的な役割を果たしていく中堅・幹部20名に対し、我が国の警察の姿全般を広く見てもらうことにより、近代的で民主的な警察制度への理解を深めてもらうことを目的として実施するものです。

具体的には、JICA東京、警察庁、警察大学校および愛知県警察等において、「日本の警察制度概要」や「日本警察の採用・教育制度」等の講義、日本警察の特徴でもある「交番・駐在所の地域警察活動」や「住民と警官の相互関係・連携状況」等の視察が予定されています。また、警察庁少年センターを訪問する他、千葉県警察では、青少年の健全な心身育成のために実施されている外国人子弟を含む子どもたちを対象とした柔道教室の視察も行います。これを通じ、日本の地域社会が果たしている役割について学び、多民族国家アフガニスタンにおけるあり方についても考えます。

本研修の実施により、各研修生がアフガニスタンの国情・文化に合った国家警察の構築に貢献し、ひいては、社会秩序の安定に寄与することが期待されます。