ニュースリリース

アガ・カーン開発ネットワークと業務協力に向けた覚書を締結

−協力して途上国の社会経済開発事業を支援−

2012年03月08日

【写真】

覚書に署名後、握手を交わす渡辺JICA理事(右)とアリ・ナゼラリAKDN代表

国際協力機構(JICA)は、3月8日、アガ・カーン開発ネットワーク(Aga Khan Development Network: AKDN)(注1)と、両機関の連携に向けた覚書に署名しました。署名は、東京のJICA本部にてJICAの渡邉正人理事とAKDNのアリ・ナゼラリ代表(注2)との間で行われました。

今回の覚書は、特にアフガニスタン、パキスタン、タジキスタンおよびその周辺地域並びに東・西アフリカ地域における経済社会発展のため、JICAとAKDNの共通関心分野について連携を図り、将来の連携の可能性を継続的に協議するための枠組みを構築するものです。

すでにJICAとAKDNは、アフガニスタン・タジキスタン国境地域において、地域開発にかかる住民組織の能力向上支援とコミュニティ・インフラ整備に協力して取り組んでいます。また、JICAは海外投融資制度を通じて、AKDNのマイクロファイナンス部門がパキスタンにおいて支援するマイクロファイナンス事業への出資を準備中です。

貧困層に裨益する開発活動を通じて、長期的に自立的なコミュニティの開発支援に取り組むAKDNの活動は、公正な成長を通じた持続的な貧困削減に取り組むJICAの考え方と一致し、相互補完性が期待できます。特に、双方が連携し補完的に事業を実施することで、JICAの活動だけでは支援が届きにくい地域や人々にも裨益するようになり、よりインパクトの大きな成果を達成することが期待できます。

さらに、相互の関心地域や課題について戦略や支援方針、成功モデルや教訓等を共有し、中期的な協力の可能性を双方で検討することにより、JICA事業の戦略性も強化していきます。


(注1)AKDNは、中央・南アジア、中近東、アフリカ等を対象に開発事業を展開する10 の機関を傘下に持つ民間の開発支援機関。事業の対象分野は、保健、教育、農村開発、民間セクター開発等多岐にわたる。コミュニティ開発支援等のボトムアップ型事業の経験が豊富なほか、マクロファイナンス事業支援を展開し、自立的なコミュニティの発展を長期的視野で支援している。

(注2) Mr. Aly Nazerali, Aga Khan Foundation (UK)’s CEO and AKDN’s Senior Advisor (Policy and Institutional Relations)