モザンビーク共和国向け円借款契約の調印

−高効率で環境負荷の小さい火力発電所建設により、電力の安定供給に貢献−

2014年1月14日

国際協力機構(JICA)は、1月13日、マプトにてモザンビーク政府との間で「マプト・ガス複合式火力発電所整備事業」を対象として172億6,900万円を限度とする円借款貸付契約に調印しました。

署名する、ペドロ・コンセイサオン・コウト財務副大臣(奥)と、須藤勝義JICAモザンビーク事務所長

本事業は、モザンビーク国マプト市において新規ガス複合式火力発電所(100メガワット級)を建設することにより、近年の堅調な経済成長を背景に、電力需要が着実に増加する同国南部地域への電力供給の向上・安定を図り、もって同国南部地域の地域住民の生活向上、および経済活動の促進に寄与することを目的としています。本件の貸付資金は、関連設備の調達および据付工事、コンサルティング・サービス(詳細設計、入札補助、施工監理等)費用等に充当されます。 

モザンビークは近年、アルミ精錬事業などの大型プロジェクトに牽引され、年率6〜7パーセントの好調な経済成長を維持しています。さらに現在、天然ガスや石炭などの資源開発が活発化しており、全国的に電力需要の大幅な増加が見込まれています。モザンビークの電力系統は、南部と中・北部の2系統に分かれていますが、人口約120万人を擁する首都マプトを含む南部系統の電力需要は、今後5年間年平均約18パーセントで増加することが予測されています。しかしながら、南部と中・北部の電力国内で連系されていないため、同地域への電力供給力の強化が急務となっています。

本事業では、国産の天然ガスを燃料とした高効率の発電設備を導入することによって、環境負荷を軽減しつつ、電力の安定供給を図ります。具体的には、従来型の発電方式に比べて発電効率が高く、燃料である天然ガスの使用量や二酸化炭素の排出量が少なく、環境に優しいことで近年注目を集めているガス複合(コンバインド・サイクル)発電方式を導入します。

(参考)

1.借款金額および条件

案件名 借款金額
(百万円)
金利
(%/年)
償還期間(年) 据置期間(年) 調達条件
本体 コンサルティング・サービス
マプト・ガス複合式火力発電所整備事業 17,269 0.01 0.01 40 10 一般アンタイド

2. 事業実施機関
モザンビーク電力公社(Electricidade de Moçambique, E.P.)、
住所: Av. Agostinho Neto , No. 70, 2nd Floor, P. O. Box 2447, Maputo
TEL: +258-21-481515、FAX:+258-21-493002

3. 今後の事業実施スケジュール(予定)
(1)事業の完成予定時期:2018年12月(施設供用開始時をもって事業完成)
(2)コンサルティング・サービス(詳細設計等)にかかる招請状送付予定時期:2013年12月(送付済)
(3)本体工事に係る国際競争入札による最初の調達パッケージの入札公示:
調達パッケージ名:ガス複合式火力発電設備(EPC契約)(EPC contract for Gas Combined Cycle Power Plant)
予定時期:2015年7月