スーダン共和国向け無償資金協力贈与契約の締結

−廃棄物収集・処分能力の向上を通じた首都の衛生環境改善−

2014年2月25日

国際協力機構(JICA)は、2月20日、スーダン共和国政府との間で「ハルツーム州廃棄物管理能力向上計画」を対象として15億3,400万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)に締結しました。

本事業は、廃棄物収集運搬車両、最終処分場運営機材および廃棄物収集運搬車両を整備するための整備場建設を行うことにより、廃棄物の収集能力および廃棄物処分に係る能力向上を図り、もって同地域の衛生環境の改善に寄与するものです。

スーダン国、首都の位置するハルツーム州は約600万人の人口を有し、1日当たり約5,000トン近くの廃棄物が発生しています。しかし、廃棄物の収集運搬機材の老朽化などの影響もあり、廃棄物収集率は65パーセント程度にとどまっており、収集が充分行われない低所得者居住区を中心に、衛生環境が悪化しています。また、最終処分場運営機材の不足より、ゴミの覆土処理等が不十分であり、処分場周辺地域の衛生環境に対して悪影響が及ぶことが懸念されています。本事業を実施することで、廃棄物収集量が現在の1日あたり3,200トンから4,600トンまで改善し、廃棄物収集率は80パーセントまで向上することが期待されます。

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握手を交わすバーデル財務・経済大臣(右)と森JICAスーダン事務所長。後列左端は堀江駐スーダン日本大使(写真左)、コンテナキャリアによる廃棄物収集の様子(写真中央)、JICA技術協力を受けた清掃員による廃棄物収集の様子(写真右)

今回の贈与契約締結に際して、バーデル財務・経済大臣は、スーダン国内メディアに対して「日本はスーダンが独立した直後から支援を開始し、近年は人道支援に加えて優秀なJICA専門家を派遣し、行政機関の能力強化に貢献している。日本はスーダンにとって最も重要なドナーであり、大変感謝している」と、述べています。

JICAは、本案件に加え、実施機関であるハルツーム州清掃管理局の管理能力向上を行う技術協力(2014年‐2016年)を組み合わせて実施し、同州の衛生環境改善を包括的に支援します。

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