ミャンマー向け無償資金贈与契約の締結:洪水及び地滑り被害地での学校の復旧及び学習環境整備を支援

2015年12月24日

国際協力機構(JICA)は、12月22日、ミャンマー連邦共和国政府との間で「洪水及び地滑り被害地における学校復旧計画」を対象として15億円の無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本事業は、洪水及び地滑りによって被害を受けた学校の復旧及び学習環境整備を行うミャンマー教育省のプログラムに対して財政支援を行うことにより、被災地における子供の教育環境の復旧と改善を図るものです。

ミャンマー政府は、基礎教育(初等教育、前期中等教育、後期中等教育に相当する11年間の教育課程)分野の主要政策「30年長期計画(2001-2030)」及び「EFA国家行動計画 (Education for All National Action Plan)(2003-2015)」を通じて基礎教育の就学率・修了率及び教育の質の向上を主要な課題として掲げています。更に2011年以降は、ミャンマーの教育を国際的なレベルまで引き上げるべく、基礎教育の無償化や学校環境整備等を進めています。

このような状況の中、2015年7月に発生した洪水は、ミャンマーの全14州・地域のうち12州・地域(エーヤーワディー地域、バゴー地域、ヤンゴン地域、マグウェイ地域、マンダレー地域、ザガイン地域、チン州、カチン州、カレン州、モン州、ラカイン州、シャン州)に被害を与えました。被災した学校施設は4,116校(うち608校が損壊)、損壊校だけでも約17万人以上の児童・生徒に影響が及んでいることから、学校の復旧及び学習環境の復旧・改善は喫緊の課題となっています。

本事業では、ミャンマー政府が災害に強い学校建設を進めるべく、「ビルド・バック・ベター (Build Back Better)」の原則の下で教育環境の改善を支援し、被災を受けた学校を速やかに復旧できるよう後押しします。

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