ナイジェリア向け無償資金贈与契約の締結:変電所改修により、首都圏の電力供給を安定化

2016年2月12日

国際協力機構(JICA)は、2月11日、ナイジェリア連邦共和国政府との間で「アブジャ電力供給施設緊急改修計画」を対象として13億1,700万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本事業は、アブジャ連邦首都区及び同区に隣接するナサラワ州に位置する変電所2か所に電力用コンデンサを設置することにより、送電系統の電圧低下を改善するとともに、同地域の送電損失を削減し、電力供給品質の向上を図るものです。

ナイジェリアでは、電力需要が最大12,800メガワットと推定されているのに対し、発電設備容量が6,579メガワット(2013年)に留まっており、送電網整備も十分に進んでいないため、停電が頻発している状況にあります。また、送電損失の割合も高く、発電施設から遠い首都アブジャやその周辺地域では、1日平均8時間程度しか電力供給のない状況に置かれています。

本事業は、こうした状況を改善するため、アブジャ連邦首都区及び同区に隣接するナサラワ州の2か所の変電所を改修し、これら変電所の電力供給対象地区における電力供給の安定化に貢献するものです。本事業により、新たに約7,000世帯に対し、安定的な電力供給が可能となる見込みです。これら電力供給能力及び信頼度の向上により、経済活動や市民生活の改善に寄与することが期待されます。JICAは、本事業に加え、電力セクターにおけるマスタープランの策定、水力発電所の改修や太陽光発電システムの整備等を組み合わせて実施し、今後も同国の電力セクターの発展を包括的に支援します。

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