セーシェル向け無償資金贈与契約の締結:漁港の拡張と水産施設整備により零細漁業者の効率的な漁業実施を支援

2016年3月22日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、3月22日、セーシェル共和国政府との間で「第二次マヘ島零細漁業施設整備計画」を対象として14億6,000万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本事業は、アフリカ大陸の東、インド洋の島国セーシェルの最大の島であるマヘ島に位置するプロビデンス港において、漁港の拡張と水産施設の整備を実施するものです。

セーシェルは国家開発計画「Seychelles Strategy 2017」においてGDPの倍増を掲げ、経済の二本柱である観光業と水産業を今後の重点分野と位置付けています。近年、同国では零細漁業者による水産物漁獲量が増加傾向にあり、その水揚げは主に首都ビクトリアが位置するマヘ島のビクトリア港で行われていますが、年々増加する水揚げ量は既にビクトリア港の収容能力を超えているのが現状です。他方、ビクトリア港の拡張は地形上困難であることから、国内の他の漁港の迅速な整備及び拡張が喫緊の課題となっています。

本事業のプロビデンス港拡張と製氷棟や貯氷庫などの水産施設整備により、増加する零細漁業者の漁船係留場所の確保、効率的な漁港運営、水産物の品質確保が図られ、もって水産加工を含むセーシェルの水産業の発展に貢献することが期待されます。

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