ミャンマー向け無償資金贈与契約の締結:日本の知見を活かした職業訓練学校の整備により人材育成に貢献

2019年7月30日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、7月29日、ネピドーにて、ミャンマー連邦共和国政府との間で、「日本ミャンマー・アウンサン職業訓練学校整備計画」を対象として27億2,600万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本案件は、日本の知見を活かした質の高い職業訓練学校を整備し、ミャンマーの技能労働者育成のモデル校とするものです。これにより、ミャンマーの産業界と労働市場のニーズを踏まえた人材育成と雇用創出が期待されています。

なお、本案件の詳細設計のため、2018年12月に、1億6,500万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結済です。

案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 ミャンマー連邦共和国
案件名 日本ミャンマー・アウンサン職業訓練学校整備計画
実施予定期間 54ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 教育省職業訓練・技術教育局
対象地域・施設 ヤンゴン
具体的事業内容(予定) ①施設、調達機材等の内容
【施設】一般教室、校長室、副校長室、事務室、教員室、図書室、会議室、講堂、
電気ワークショップ、自動車ワークショップ、女子寮、男子寮、食堂、その他附属施設
【機材】自動車整備コース用機材、電気コース用機材、一般教科および共通使用のための機材
②コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、施工・調達監理