フィリピン向け無償資金協力贈与契約の締結:ワクチン接種に必要な機材の整備を通じ新型コロナウイルス感染症ワクチンの効果的で安全な接種体制の構築に貢献

【SDGsロゴ】すべての人に健康と福祉を

2022年1月28日

オンライン署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、1月28日、マニラにて、フィリピン共和国政府との間で、「新型コロナウイルス感染症危機対応緊急支援計画」を対象として6億8,700万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本案件は、フィリピンにおいて、ワクチン接種に必要な機材を整備することにより、新型コロナウイルス感染症ワクチンの効果的で安全な接種体制の構築を図り、もって同国のワクチン接種率向上及び新型コロナウイルス感染症の早期収束に寄与するもので、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール3(すべての人に健康と福祉を)に貢献します。

また、本案件は日本政府が掲げる各国国内でのワクチン接種体制を構築する「ラスト・ワン・マイル支援」に資する事業です。JICAは実施中または実施予定の技術協力による人材育成とも連携しつつ、日本ならではの協力を展開していきます。

案件の詳細は以下のとおりです。

【案件基礎情報】
国名 フィリピン共和国
案件名 新型コロナウイルス感染症危機対応緊急支援計画(The Programme for COVID-19 Crisis Response Emergency Support)
実施予定期間 15カ月
実施機関 保健省
対象地域・施設 全国
具体的事業内容(予定) 1.施設、機材等の内容
ワクチン輸送用保冷機能付き車両、ワクチン輸送用トラック、ワクチン運搬用コールドボックスなどコールドチェーン関連機材等

2.コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容
コールドチェーン機材の保守管理に関する技術指導、調達監理

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