プレスリリース
借款金額及び条件
| 案件名 | 借款金額(百万円) | 金利(%/年) | 償還期間/据置期間(年) | 調達条件 |
| 第4次貧困削減支援借款 | 2,000 | 0.01%* | 40/10* | 一般アンタイド |
| アルーシャ-ナマンガ-アティ川間道路改良事業 | 6,857 | 0.01%* | 40/10* | アンタイド** |
| 合 計 | 8,857 |
*無利子近似条件を適用
**アフリカ開発基金(AfDF)設立協定に規定されている参加国及びメンバー国による国際競争入札
事業概要
(1)第4次貧困削減支援借款
(Fourth Poverty Reduction Support Credit)
本借款は14のドナーが参加するタンザニア政府への一般財政支援の枠組みの中で、世界銀行が実施してきた第4回目の貧困削減支援借款プログラムに協調融資を行うものであり、タンザニアの経済成長と貧困削減の促進に寄与することが期待されています。
タンザニアは、2001年以降の平均経済成長率は5.8%を維持していますが、依然として一人当たりのGNIは340ドル(2005年)という状況です。同国の貧困削減を実現するには、農業インフラを含むインフラ整備、基礎医療、基礎教育等を質・量的に向上させるとともに、適切な開発政策により持続的な経済成長を維持し、格差を是正するための措置を強化することが必要となっています。
タンザニア政府は2005年に貧困削減戦略であるKMUKUTAを策定し、そこで「成長と所得貧困削減」(例、農村市場アクセスの改善等)、「生活の質と社会福祉の改善」(例、高等教育への進学率の向上等)、「良い統治及び説明責任」(反腐敗計画の報告書の策定、裁判の迅速化等)の3つの開発目標を掲げています。
本事業による供与資金は、タンザニア政府の一般会計予算の一部に取り込まれ、タンザニア政府のMKUKUTAの実施に活用されるものです。そのため、一般財政支援に参加する各ドナーは、供与資金が的確に活用されるよう、タンザニア政府の政策協議に関与し、予算配分・政策決定過程等に係るモニタリングやアドバイスを資金面の支援と併行して行います。これまで日本は、農業セクター・社会セクターを中心とした政策提言、技術協力等を行ってきましたが、成長を重視するMKUKUTAの実施に際し、新たにインフラを中心とした経済成長を促進するための知見が必要となっています。そのため当行に対しては、アジアにおいてインフラ整備を中心とした経済成長を支援してきた経験を活かし、タンザニアにおける効果的かつ包括的なインフラ開発政策策定への知的貢献を行うことが期待されています。
事業実施者はタンザニア連合共和国・財務省(Ministry of Finance、住所:P.O. Box 9111, Dar es Salaam, Tanzania、TEL: 255-22-2111174 FAX: 255-22-2112856)です。
(2)アルーシャ-ナマンガ-アティ川間道路改良事業
(Arusha-Namanga-Athi River Road Development Project)
本事業は、タンザニア北部のアルーシャとケニア南部のアティ川を結ぶ国際幹線道路(約240km)の改良(修復、舗装、拡幅)を行うものであり、両国間の交易促進に貢献するものです。本事業の対象区間は、タンザニアとケニアの首都を結ぶ唯一の輸送ルートの主要部分であり、タンザニアからケニアへの輸出の20%、ケニアからタンザニアへの輸出の41%に利用されている幹線道路ですが、政府の資金難や洪水等により道路状況が悪い区間が多くなっています。一方で、2005年1月のEAC関税同盟発足に伴うEAC域内の輸送需要の増加に対応するため、輸送網の強化が喫緊の課題となっています。このような状況のもと、本事業により輸送能力を強化することのみならず、EAC域内の経済統合推進と経済活性化を図ることにより、沿線地域の経済発展に寄与することが期待されています。このような意義をもつ本事業は、「アフリカ開発のための新パートナーシップ(NEPAD) [1]」が推進する、アフリカ地域統合のための広域インフラ整備の重点事業としても位置付けられています。
事業実施者はタンザニア道路公団(Tanzania National Roads Agency、住所:P.O. Box 11364, Dar es Salaam, Tanzania、TEL: 255-22-215-2576 FAX: 255-22-215-0022)です。
以 上
[1] NEPAD:The New Partnership for Africa's Development