日本にて、「就業・起業支援研修」を実施しました!

2016年9月16日

2016年9月、日本にて、INPP(コンゴ民主共和国国立職業訓練機構)の本部・キンシャサ校・ルブンバシ校・キサンガニ校の就業・起業支援に携わる職員10名を対象とし、約2週間にわたる「就業・起業支援研修」を実施しました。

INPPは訓練生に技術訓練を提供するのみならず、訓練生が訓練修了後に就労できるよう支援することを任務としています。これに対し、日本は、同国における雇用の創出・就労機会の拡充を訓練の出口とし、多様な観点においてINPPの能力強化を支援しています。本「就業・起業支援研修」は、INPPの就業・起業支援能力の強化を目指し、実施しました。

日本の就業市場ではどのような人材が求められているのか、求められる人材を育成するためにどのような活動が行われているのか、また、起業支援においてはどのような支援が設けられ、活用されているのか、さらに、これらの就業・起業支援活動の遂行に求められる能力等を学ぶため、山口専門家による講義、および、公益財団法人東京都中小企業振興公社、東京都立多摩職業能力開発センター、東京しごとセンター、調布市商工会、株式会社日本マンパワー、BusiNest(独立行政法人中小企業基盤整備機構所管)、サランへ(飲食店)の訪問・視察を実施させていただきました(訪問日程順)。研修当日のみならず、準備においても多大なお時間を費やし、丁寧に、また、友好的にご対応いただいたおかげで、研修員の研修テーマや日本に対する理解をより深めることができました。ご支援いただき誠にありがとうございました。

これらの視察や講義を通じた就業・起業支援分野における学び、および、文化、風土や慣習等におけるコンゴ民主共和国と日本の相違点を整理し、自国に取り込みたい施策や活動、また取り込む際の方法について、本研修の成果としてまとめました。

本技術協力プロジェクトSOLIDEでは、本「就業・起業支援研修」の成果を活かすべく、日本での学びを広く共有し、実活動に反映するための支援を継続します。

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山口専門家による就業・起業支援に関する講義

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東京都立多摩職業能力開発センターでの視察

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(株)日本マンパワーによる就業支援活動等に関する紹介

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飲食店サランヘでの起業支援の活用事例の視察

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研修報告会・評価会