劣化土壌地域における土地劣化抑制・有効利用促進のための能力向上プロジェクト(CODEVAL)

種別:技術協力プロジェクト
実施地域:ファティック州ファティック県、フンジュン県、カオラック州カオラック県、ニオロ県
実施期間:2011年3月〜2016年3月
実施機関: 環境・持続開発省 水・森林・狩猟・土壌保全局

セネガル国では、生産性の低い裸地や草生地(酸性硫酸塩土壌(タン))の拡大や灌漑農地における塩害(灌漑による塩類集積)、そして疲弊(落花生盆地の過剰単一栽培や過放牧など)が大きな問題となっています。本プロジェクトが対象とするファティック州及びカオラック州も、酸性硫酸塩土壌と内陸部耕作地の土地の疲弊という2つの大きな土壌劣化問題を抱えており、耕作地や林地の減少、単位面積あたりの穀物等収穫量の減少が続いている事から、土地を有効に利用できていなく、特に人口増加を抱える両州においては、村落住民の生活に多大なる影響を及ぼしています。
本プロジェクトにおいては、土地の劣化抑制や有効利用を促進するために核となる人材の能力向上を図ることを目的とし、同国の環境・持続開発省水・森林・狩猟及び土壌保全局などの職員に対して、土地劣化抑制・有効利用促進のために必要な能力(土壌劣化を防ぐ技術に加え、その技術を他の村落等に普及する技術を含む)の向上を支援し、土壌劣化の進む地域における自然資源の適切な管理活動の実施を目指します。