タンバクンダ州及びケドゥグ州保健施設整備計画

種別:無償資金協力
実施地域:セネガル
実施期間:2009年5月〜2013年12月
実施機関:保健予防省

保健分野では「タンバクンダ州・ケドゥグ州保健システム強化プログラム(2007-2011)」に続き、「保健システム強化プログラム フェーズ2(2012-2016) 」を実施しています。
本案件は保健・医療サービスへの「アクセスの向上」を目指すもので、保健センター3件の建設及び保健人材研修センターの増築を行いました。

本プロジェクトの対象となるタンバクンダ州及びケドゥグ州は内陸部に位置し、両州合わせて国土の約1/3の面積を占めています。この地域は通信・交通手段が未発達な貧困州であり、保健指標も全国平均を下回っており、その改善が緊急課題となっています。その背景として都市部に比べ対象州の保健人材が十分に配置されていないことが挙げられます。首都ダカールで養成された人材は僻地に行きたがらない傾向があることも影響しています。保健人材研修センターの増築により、保健人材が必要とされている州内で十分な保健人材が養成され、養成された保健人材が対象州に就職、定着してくれることが期待されています。
また保健センター建設では、保健医療施設への距離的なアクセスが向上するほか、保健センターの機能が改善されることから、地域住民はより良いサービスを受けることができることが可能になります。