保健行政アドバイザー

種別:個別案件(専門家)
実施地域:ダカール州
実施期間:2011年4月〜2014年4月
実施機関:保健・社会活動省

セネガルの保健指標はサブサハラ諸国平均より良いものの、開発途上国平均より悪く、保健医療従事者の不足、地域間格差の拡大をはじめとした様々な課題があります。セネガル保健・社会活動省は開発パートナーと共に、国家保健開発計画に基づき、(1)母子保健、(2)感染症を含む疾病対策、(3)保健システム強化、(4)ガバナンス改善を柱に、保健状況の改善に取り組んでいます。様々なドナーが関わる中でより効果的・効率的な支援を我が国が行っていくためには、保健・社会活動省のキャパシティ強化、特に同省の組織的な政策・調整能力の向上が必要とされています。また、タンバクンダ州・ケドゥグ州という首都ダカールから遠く離れた地方で展開している案件については、中央レベルで適時に適切に情報共有や必要な調整を行い、日本の支援がより効果的・効率的に実施されるよう支援する必要があります。このような背景から、JICAは2003年以降、保健行政アドバイザーを保健・社会活動省の官房技術顧問として派遣し、保健・社会活動省の保健医療行政能力の強化を通じた、同国の保健状況の改善を目指しています。