ルーガ州及びカオラック州中学校建設計画

種別:無償資金協力
実施地域:ルーガ州及びカオラック州
実施期間:2012年6月〜2015年6月
実施機関:セネガル国民教育省

セネガル政府は基礎教育の質向上、教育行政の効率化とともに、基礎教育のアクセス改善を目標に掲げて取り組みを続けており、初等教育総就学率、前期中等教育総就学率はそれぞれ約95パーセント(2010年)、約45パーセント(2010年)まで改善されています。一方で、義務教育修了を目指した前期中等教育にかかるニーズの高まりなどから、中学校の教室数が不足し、間借りや転用、仮設施設を使用しており、小学校・中学校1教室当たりの児童数平均はセネガル教育省が定める1教室あたりの望ましい収容人数(小学校48人、中学校45人)を大幅に超過している現状があります。我が国は1991年以降、無償資金協力により小中学校建設を支援していますが、ルーガ州及びカオラック州を含む数州においても、中学校入学希望者数が増加しているものの学校・教室不足により受入困難な状態が生じており、問題が深刻化しています。このような背景から、セネガル政府より2009年に我が国に無償資金協力の要請がなされました。
本プロジェクトにより、ルーガ州およびカオラック州の中学校20校に合計238校の教室、20棟の管理棟、252ブースのトイレの整備、施設維持管理にかかるソフトコンポーネントを実施中です。