ベナン共和国という国は日本人にとって馴染みがない国なので、知らない方も多いかと思いますが、西アフリカにある日本の3分の1程度の大きさしかないアフリカでは比較的小さな国です。私も当初ベナンに派遣と聞いたとき「ベナンってどこぞ!?」と慌てて地図帳で調べたのを覚えています。公用語はフランス語ですが、地域ごとに現地語があり、私が住む町にも少なくとも4つの言語が話の中で飛び交っています。
私は農業・畜産・漁業省に属するアヴランクー村落開発支所という部署に配属されています。私が住むアヴランクーという町は首都ポルトノボから10kmほどしか離れていないですが、住民は大半が農家です。この部署では地域内の農業や畜産の促進と技術支援、監督、管理等を行っています。ここでの私の活動は地域住民の収入向上に結び付く新たな提案や啓蒙活動を行うことです。
<宮﨑さんのレポートは、愛媛県青年海外協力隊を育てる会 冊子に掲載されたものです。>