赴任して、早いものでもうすぐ1年が経過します。ケニアで柔道の指導に当たるのは3度目です。大半のスタッフの者が顔見知りで、人間関係もスムーズです。
当初は、前回以上の実績を残したいと意気込んで臨んだのですが、テロの多発や治安情勢の悪化等から、配属先のメンバー達がこれらの応援で出動するなど、柔道コース開設に影響が及び、僅かに「初心者コース」の開設に至ったのみです。また警察訓練学校の柔道選手については定期的な練習時間の確保が難しく、思ったような成果が出せないままでいます。
そんな中、2014年4月末にナイロビで東アフリカ柔道大会が開催されました。ケニアからは男女とも8クラスのうち2クラスで優勝し、ケニア柔道の存在を示すことができました。
このような状況ですが、まだまだケニア柔道は強くなる可能性を秘めています。今後はケニア柔道協会が一つになって、ケニア柔道がますます発展していくことを祈って止みません。