みなさん、こんにちは。
アフリカのザンビアという国で活動している森實 慧(もりざね けい)です。ザンビアから届ける現地レポートもこれが最終回になります。
この2年間、何があったか、何を感じたのか、何か変化したのか、と問われると、正直まだ上手くまとめることはできません。楽しいことばかりではなかったけれど、いや、むしろ辛いことのほうが多かったかもしれません。しかし、その分意味のある期間だったように思います。
ザンビア人。のんびりしていて、踊ること、歌うことが大好きで、おしゃべりも大好き。力強くて、たくましく、貧しいけれど、家族と一緒に毎日を楽しく生きています。そんな彼らとの生活は、私にたくさんのことを気付かせてくれました。
彼らとは言葉も違えば、生きてきた文化も違いますから、理解することが難しいこともたくさんあり、人間関係に少し不自由さを感じながら、生活してきました。それでも人は思いやれるし、好きになれる、大切に思える。「国際協力」といっても、結局はどこに行っても人と人、目の前の人を思いやりながら生きていく、これが本当に大切なことかと思います。
そしてたくさんの人に支えられた2年間だったと思います。悩んでいる時、励ましてくれた同僚の先生。いつも笑顔をくれたかわいい子供たち。家族のように受け入れてくれた近所の人たち。そしてなにより、こんな私の授業を一生懸命聴いてくれて、心から向き合ってくれた生徒たち。私はいつも彼らから大切なものをもらってばかりでした。
最後に、日本にいる家族や友達、そして故郷の四国中央市がないと私はこの2年間やり遂げることができなかったと思います。帰る場所があるから、待ってくれている人がいるからこそ、辛い時も踏ん張れました。本当にありがとうございました。
日本が恋しいなぁと思いながら見上げていた、このアフリカの大きな空。私をいつも励ましてくれました。日本に帰ればこの空や、ここの人たち、この生活を恋しく思う日がくることでしょう。
※森實さんのレポートは、四国中央市SIFA会報誌「JICA Special ジャイカ特集」に掲載されています。
フィリピンに行ったとき、途上国の教育の現状に触れ、途上国の教育に携わりたいと思った。
理学部で学んだ豊富な理科の知識と実験の能力
語学・未経験
中・高レベルの英語の復習と健康に気を付けた食事
自分の行きたいという気持ちを再確認した。
誰にでもやれることはあると思います!行きたいという気持ちがあるなら思い切って!