プロジェクト概要

マラリア対策システム強化プロジェクトフェーズIIフォローアップ協力

プロジェクト名

(和)「マラリア対策システム強化プロジェクトフェーズII」フォローアップ協力
(英)Follow-up Cooperation Project for Strengthening of Malaria Control System Phase 2 in Solomon Islands

協力期間

2015年2月〜3月(28日間)、2015年5月〜6月(45日間)

相手国実施機関

保健医療サービス省(MHMS)昆虫媒介疾病対策部(NVBDCP)・ヘルスプロモーション部(HPD)、マキラ州保健局、チョイセル州保健局

対象地域

ホニアラ市、マキラ州、チョイセル州

プロジェクトの背景と必要性

2014年2月に終了した「マラリア対策システム強化プロジェクトフェーズII」では、終了時調査において、成果の1つであるヘルシービレッジモデル(コミュニティを中心としたヘルスプロモーション)がマラリア対策やその他健康増進活動に有効であることが確認された。また同プロジェクトを通じて作成したヘルシービレッジモデルの実施ガイドラインは、今後ヘルシービレッジモデルを全州で導入する際に活用される文書として保健医療サービス省から正式に承認されている。

しかし、未だマラリア罹患率の高いマキラ州やチョイセル州への導入が実現していないほか、モニタリング体制の定着についても課題が残されている。

ヘルシービレッジモデルは次期ソロモン国家マラリア戦略(2015-2020)(案)の中でもフォーカスされていることに加え、フェーズIIプロジェクトの上位目標であった「マラリア対策に有効な保健システムの強化戦略(コミュニティを中心としてヘルスプロモーションを含む)がソロモン国のより広い地域に移転される」の達成を後押しするためにも、中央レベルやマラリア罹患率の高い地域におけるヘルシービレッジ活動の普及と支援体制強化が急務である。

フォローアップ協力内容

コミュニティ開発/マラリア対策の専門家を派遣し、現状のモニタリング体制の見直しや、マキラ州、チョイセル州でのヘルシービレッジ指導者研修の実施、コミュニティにおけるヘルシービレッジ導入支援を通じて、フェーズIIで構築したヘルシービレッジモデルの普及・支援体制を強化する。