第二次地方都市廃棄物処理機材整備計画

背景

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収集されずに放置されたゴミ

シリアでは、経済活動の活発化や人口増加に伴う廃棄物発生量の増加に対し、廃棄物処理機材の不足から適切な廃棄物処理ができていません。都市部では収集されない廃棄物が堆積し、人々の生活環境に悪影響を及ぼしています。このため、緊急に対応が必要ないくつかの都市に対し、廃棄物処理機材の供与を行っています。

  • プロジェクト期間:2010年3月E/N締結、2011年6月供与予定
  • シリア側実施機関:地方自治省

プロジェクト概要

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供与された廃棄物収集車

これまでに、ダマスカス県、アレッポ県、ホムス県、ラタキア県に対して、廃棄物処理機材の供与を行ってきました。本プロジェクトでは、ダマスカス郊外県、イドリブ県、スウェイダ県、ハマ県の4県を対象として、廃棄物収集車両を中心に92台の廃棄物処理機材を供与します。

プロジェクトのハイライト

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最終処分場

シリアでは、今まで日本から供与した廃棄物処理機材が大事に使われており、街中で活躍している姿を良く見かけます。今回供与する機材も、同じように長年に渡って活躍することが期待されています。また、JICAは、廃棄物管理行政にかかわる行政官と技術者を育成するための研修をシリア国内で行っており、供与された機材が適切に使われるように、人材育成支援も同時に行っています。