よりよい県農業開発計画作りと事業実施体制作り支援プロジェクト フェーズ2

  • 種別:技プロ
  • 案件名:よりよい県農業開発計画作りと事業実施体制作り支援プロジェクト フェーズ2
  • 実施地域:全国(ザンジバルを除く)
  • 協力期間:2012.8〜2016.6
  • 実施機関:農業食糧安全保障協同組合省
JICA北陸支部長 鈴木達男

野菜集荷場にて課題を協議する農家グループ(ルショト県)

本技術協力プロジェクトは、タンザニア政府が2006年から進めている農業セクター開発プログラム(Agricultural Sector Development Plan:ASDP)の主要コンポーネントである県農業開発計画(District Agricultural Development Plan:DADP)の効果的な計画策定・実施の実現に向けて、その実施体制の強化を支援するものです。

JICAは2009年3月から2012年3月にかけて、技術協力プロジェクト「よりよい県農業開発計画作りと事業実施体制作り支援プロジェクト」(以下、フェーズ1プロジェクト)を実施しました。フェーズ1プロジェクトでは、中央レベルのDADP計画・実施作業部会(農業食糧安全保障協同組合省、畜産開発水産省、産業貿易省のメンバーで構成)並びに首相府地方自治庁農業ユニットを実務上のカウンターパートとして、DADPのフォーマット、ガイドラインなどの策定及び改善を行いました。さらに、予算執行状況や事業の進捗管理をモニタリングしていくこと等の課題に対処し、全県におけるDADP業務の定着とその質的な向上及びそれらに係る中央・地方政府関係者の能力強化を支援しました。

本フェーズ2プロジェクトでは、フェーズ1プロジェクトでの成果を踏まえつつ、DADPで中長期的な計画立案や重点作物にかかるバリューチェーンに沿った投入などの戦略性を高めること、ASDP予算だけに依存するのでなく、他の政府機関のリソースを活用したり、民間セクター(NGOを含む)を巻き込んだDADP個別事業(契約栽培など)を実施するなど、より包括的な開発計画とすることを目指します。

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