東北から出発するボランティア
平成23年度4次隊/10名(2012年3月出発)
平成23年度4次隊ボランティアの皆さんは、12月上旬に所定の研修を修了し、それぞれの任国へ向けて出発しました。このうち東北5県出身のボランティアは、協力隊8名、シニア海外ボランティア2名です。
【岩手県】シニア海外ボランティア2名
政策地域部NPO・文化国際課の尾張美香子主事と表敬についての打合せ
いわて親善大使委嘱状交付後、達増拓也知事(中央)と岡田幸助さん(左)、川畑享子さん(右)
3月12日、岩手県出身のシニア海外ボランティア2名が達増拓也知事に出発のご挨拶を行いました。今回出発されるお二人はともに獣医師であり、配属先は大学。今までにも何度か学会や研究会などで顔を合わせていたそうです。今回の派遣にあたっては、ボランティアの2次試験会場でばったり遭遇され、一気に緊張の糸がほぐれたとおっしゃっていました。
- 【平成23年度4次隊ボランティア】
- 岡田幸助さん(ウルグアイ/獣医病理学)
川畑享子さん(カンボジア/畜産学)
岡田さんは、ウルグアイの大学への獣医病理学の経験のある大学教授としての派遣に、心躍らせたといいます。岡田さんは、岩手大学農学部に31年間勤務され、帰国専門家としてザンビアへ派遣されたご経験もあります。
今回、シニア海外ボランティア参加に至って、若い20代・30代の青年海外協力隊候補生と一緒に長野県駒ケ根市にある駒ヶ根訓練所で65日間の訓練に参加されました。訓練所では、語学を中心に国際協力や赴任する国の事情などの講座も受講され、先日、無事試験に合格し派遣が決定となりました。
岡田さんは、「ウルグアイの大学ではどんな課題が待っているのかわかりませんが、今までの経験を活かして真摯に対応していきたい。ウルグアイの方とよく話し合って、日本と獣医学の交流に役立てるようにお手伝いしたい。」と抱負を述べられました。岡田さんの任期は1年間で、3月27日にウルグアイへ向けて出発されました。
知事室内の牧場で記念撮影
県庁表敬後に岩手日日新聞社と盛岡タイムス社から取材を受けるボランティア2名
川畑さんは、「青年海外協力隊に参加した経験から、国際協力に関わりたいと思った。今回の東日本大震災では、世界中の国より暖かい支援を頂きその思いに答えるためにもボランティアに参加したいと思いました。今回、派遣されるバッタンバン州は、本来お米の産地でJICAは農業分野でのプロジェクトが進められているようです。私は、大学で畜産学科の学生さんの指導を行います。日本の技術を持っていくだけではなく、現地に見合った方法を一緒に考えて行きたい。また被災地の現状についても伝えていきたい。」と力強く意欲を伝えました。川畑さんの任期は2年間で、3月22日にカンボジアへ向けて出発されました。
達増拓也知事は、「お二人のご経験はきっと大きな貢献に繋がると思います。是非、頑張ってきてほしい」と激励し、いわて親善大使委嘱状を手渡しました。
今回、岩手日日新聞社の似鳥政美記者と盛岡タイムス社の馬場恵記者が取材をされました。岩手日日新聞社の似鳥記者は、東北地方メディア派遣で平成22年2月8日から2月19日までフィリピンとネパールの青年海外協力隊やシニア海外ボランティアを取材されました。ネパールでは、当時シニアボランティアの川畑さんと懇談しており、出発表敬で懐かしい再会となりお話が弾みました。盛岡タイムス社の馬場記者は、出発表敬後、岡田さんを取材されました。後日、紙面で大きく取り上げて頂きました。
【宮城県】協力隊6名
「みやぎ海外夢大使」委嘱状の交付。
表敬訪問後のオリエンテーション終了後。
壮行会。「いってらっしゃい。」
宮城県出身JICAボランティアが宮城県庁と各市町村へ表敬訪問に伺い、出発のご挨拶をしました。
今回派遣されるのは、次の青年海外協力隊6名の方々です。
- 青年海外協力隊
- 菊池あゆみさん(ミクロネシア/環境教育)
内海信之介さん(ルワンダ/電子工学)
福嶌優孝さん(タンザニア/コンピュータ技術)
秋山千恵さん(ルワンダ/食用作物・稲作栽培)
高野翔太さん(トンガ/珠算)
山本浩大さん(バングラデシュ/PCインストラクター)
仙台市から行かれる菊池さんは、
「震災後、外国から多くの支援を受けました。『その感謝を述べる架け橋になりたい。』その思いで応募を決めました。」と表敬先にてお話になりました。
6名の方々、それぞれの思いを胸に出発!
新しい地でのご活躍、心よりお祈りいたします!
【山形県】協力隊2名
県庁表敬(右:遠藤明日美さん、中央:小林みずほさん)
渡邊局長からの質問に緊張しながら答える二人。
小林さん(右手前)を囲んでの壮行会
まだ冬の寒さが残る3月16日、遠藤明日美さん(派遣国:ホンジュラス/職種:助産師)、小林みずほさん(派遣国:エクアドル/職種:青少年活動)のお二人が山形県庁を訪れました。表敬したのは観光経済交流局の渡邉修局長です。
小林さんの職種は「青少年活動」で、児童労働を根絶する目的のために設立されたNGOに所属します。配置先の組織や活動強化のため助言や提案が期待されています。
小林さんは「具体的な活動については行ってみないとわからないが、子どもに希望を持たせ、未来にも希望を残したい」と語りました。
遠藤さんは「助産師」として地区の保健所に派遣されます。遠藤さんはもともと海外に興味があり、また学生時代に行ったメキシコで中南米は死亡率が高いと知り、医療の道に進んだそうです。
派遣地域では妊産婦や乳幼児の死亡率が高く、保健に関する啓発活動が重要とのこと。遠藤さんにはこれまで他隊員によって実施されてきた活動を継続し、母子保健改善をサポートする活動を行う予定です。
これからの2年間の活動を思い浮かべ、やる気に満ちたお二人の表情が印象的でした。
今後の活躍を期待しています!
平成23年度3次隊/10名(2012年1月出発)
平成23年度3次隊ボランティアの皆さんは、12月上旬に所定の研修を修了し、それぞれの任国へ向けて出発しました。このうち東北5県出身のボランティアは、協力隊9名、シニア海外ボランティア1名です。
【岩手県】協力隊1名
達増知事からいわて親善大使の委嘱状交付を受けた田山隊員
知事表敬後、盛岡タイムス社から取材を受けました
岩手県青年海外協力協会による壮行会
盛岡市の谷藤裕明市長と握手を交わす田山隊員
今回、岩手県から出発するJICAボランティアは、青年海外協力隊1名、盛岡市出身の田山まりさん(ブータン派遣/青少年活動)です。12月13日に岩手県庁へ、12月15日に盛岡市役所へ表敬訪問に伺い、出発のご挨拶をしました。
田山さんは、「インドとタイを旅行した時にブータン人にお世話になりました。ブータン人にブータンの美術や文化を見せてもらったことがきっかけで、青年海外協力隊に参加したいと思いました。最近ブータンにいるJICAの教育専門家が図工のカリキュラムを取り入れたので、まだ馴染みがない図工や美術の授業を小学校に広められるように活動したい。先輩隊員の話によると、ブータンでは日本文化に興味を持っているようなので、こちらも紹介したいと思います。」と抱負を述べました。
達増拓也知事は、「最近、国王が来日したブータン。日本がブータンから学ぼうという雰囲気があります。ブータンの国から教えて下さることも多いと思います。青少年活動という職種で精一杯活動してください。」と激励を頂きました。この後、いわて親善大使委嘱状を手渡しました。千葉茂樹地域政策部部長は、「世界遺産登録となった平泉の平和の理念を任国へ伝えて欲しい。」と激励し、パンフレットを贈呈されました。
表敬後、岩手県青年海外協力隊を育てる会による壮行会が開催されました。梅原愛雄会長から、「全県民が応援してくれること、日の丸を背負っていることを理解して欲しい。」と、お言葉をいただいました。
同日、夜には岩手県青年海外協力協会(OV会)による壮行会が開催されました。田山隊員のご両親と伝統衣装キラを着たブータン帰国隊員の奥様、未来の青年海外協力隊員(帰国隊員のお子様)も出席しました。ブータンについて語り合う濃厚な時間を過ごしました。
後日訪問した盛岡市の谷藤裕明市長からも懇談の後「目標を達するように頑張って下さい。」と、激励を頂きました。
【宮城県】協力隊4名、シニア海外ボランティア1名
県庁表敬では、若生副知事(中央)にご挨拶をさせていただきました。
七ヶ浜町役場で母校の元校長先生(右)と偶然お会いできた横田さん(右から2人目)
副市長から「カンボジアの国民スポーツは?」と質問を受ける石巻市出身の土屋さん(左)
宮城県青年海外協力隊を支援する会と宮城青年海外協力協会(協力隊OB会)の皆さん主催による壮行会
宮城県出身JICAボランティアが宮城県庁と各出身市町村へ表敬訪問に伺い、出発のご挨拶をしました。今回派遣されるのは、次の青年海外協力隊4名、シニアボランティア1名の計5名の方々です。
- <シニア海外ボランティア>
- 土屋龍一さん(カンボジア・体育教員養成/石巻市)
- <青年海外協力隊>
- 亀山勇さん(ソロモン・理数科教師/仙台市)、大和田美香さん(ルワンダ・村落開発普及員/仙台市)、木下聡さん(モンゴル・環境教育/仙台市)、横田薫さん(エチオピア・コンピューター技術/宮城郡七ヶ浜町)
七ヶ浜町から行かれる横田さんはコメントにて、「あの震災から不死鳥のように甦った人生、燃え尽きるまで謳歌したいと思います。」と、おっしゃいました。
宮城から出発される方々、
それぞれここに至るまで様々な思いがあり、
内に秘めた熱いものを持っていらっしゃいます!
健康一番!
新しい地でご活躍されること祈っております!
【山形県】協力隊1名
和やかな雰囲気のなか、榎本市長と面談しました。
山形県国際友好大使に任命されました!
県からいただいた「さくらんぼブローチ」を付けて
平成23年度3次隊の音楽隊員としてヨルダンに派遣される渡部史織さん(鶴岡市出身)が、12月12日(月)に鶴岡市役所を、翌13日(火)には山形県庁を表敬訪問しました。
渡部さんは音楽隊員として、ヨルダンのパレスチナ難民キャンプ内の学校で活動する予定です。学校では子どもに音楽を指導する他、現地の先生への指導技術の向上を目指すなど様々なことが期待されています。
鶴岡市役所では榎本市長と面談しました。市長との話の中で、渡部さんは応募から派遣が決まるまでの間「決断するのに一歩踏み出す勇気が必要でした。悩みながらも青年海外協力隊になることを決めました。」と語りました。市長からは「音楽を通して世界の平和、生きる喜びを伝えてください。」と温かくも心強い激励を受けました。
山形県庁では観光経済交流局の渡邉修局長にお会いし、地図を見ながらヨルダンでの環境や食事、言葉などについて話が盛り上がりました。渡部さんは、様々な問題があるヨルダンへ派遣されるというのは「何か意味がある所へ行くのだと思いました。」と述べ、「日本での偏った報道や情報ではなく、ヨルダンの正しい情報を日本の皆さんへ伝えたい」と語っていました。
情報過多である日本は、ややもすると間違った情報を真実と信じ、流されてしまう傾向があるように思います。渡部さんをはじめJICAボランティアとして派遣される皆さんには、一般的にはあまり知られていない現地の姿を直接見て、感じて、現地の人々と言葉を交わし、またその人々の話に耳を傾け、そして帰国後日本の皆さんにその体験、感じたことを伝えて欲しいと思います。
「音楽のよいところは何もなくても楽しめるところ」と言う渡部さんは、年明け早々の1月10日にヨルダンへ向け出発します。
平成23年度2次隊/15名(2011年9月出発)
平成23年2次隊ボランティアの皆さんは、9月上旬に所定の研修を終了し、それぞれの任国へ向けて出発しました。このうち東北5県出身のボランティアは、協力隊13名、シニア海外ボランティア2名です。
【岩手県】協力隊1名、シニア海外ボランティア1名
岩手県千葉茂樹地域政策部部長と畠山智禎NPO・文化国際課総括課長、千葉義郎文化振興担当課長を表敬
いわて親善大使委嘱状交付の様子
県表敬後に取材を受ける佐藤さんと竹田さん
同日、盛岡市谷藤裕明市長と談笑する佐藤さんと竹田さん
盛岡市表敬前に取材を受ける佐藤さんと竹田さん
今回も料理がおいしいブラッスリー ラ セーヌさんで岩手県青年海外協力協会による壮行会が開催されました。
今回、岩手県から出発するJICAボランティアは、青年海外協力隊とシニア海外ボランティアの2名。岩手県庁と盛岡市へ表敬訪問に行きました。
- <シニア海外ボランティア>
- 佐藤正俊さん(ウルグアイ・柔道/盛岡市出身)
- <青年海外協力隊>
- 竹田将悠規さん(ベトナム・家畜飼育/盛岡市出身)
佐藤さんは、「柔道の修行を続けている一人の柔道人として、1968年より10年間ベネズエラ国カラカス市で柔道の指導をした。モントリオールオリンピック大会や世界選手権大会、全米大会などに参加した。帰国後は、中学校と高校で柔道部顧問として柔道を指導した。3年前、ベネゼエラの昔の生徒たちと再会して、また外国で柔道の指導をしたいと思った。年も年なので、もうこれが最後のチャンス。どうしてもチャレンジしたかったので、工藤国際協力推進員に相談した。そして健康管理に気をつけたら、合格することができた。ウルグアイでは、国の伝統文化を尊重し、人種や生活習慣が違ったとしても無限の可能性がある。相互に理解し合い技術指導や助言しながら地道に支援活動をしたい」と熱く語った。
竹田さんは、「大学では、畜産学を専攻した。青年海外協力隊については大学の時に知り、行きたいと思っていたが、就職をして3年間の経験を積んだ。だが、青年海外協力隊へ参加したい気持ちは抑えられず志望した。農業や農村開発を通じた途上国の貧困削減について現場レベルの活動に取組みたい。任地のベトナム・ザーライ省では、バナ族という少数民族が暮らしており、虫を食べるそうだ。虫が好きではないので不安だが、バナ族の価値観や文化を知る貴重な体験だと思う。地域のニーズと将来像を一緒に考え、地域住民のために貢献したい」と決意を新たにした。
千葉茂樹地域政策部部長は、「世界遺産登録となった平泉の平和の理念を任国へ伝えて欲しい。いわて親善大使としての活動にもご支援賜りますようお願いします」と隊員2名を激励した。この後、いわて親善大使委託状を手渡した。
同日、盛岡市谷藤裕明市長と市民部男女参画国際課亀山助正課長、市民部男女参画国際課赤坂照雄副主幹を表敬しました。
盛岡市谷藤裕明市長は、「健康に十分に注意して末永く友好関係を築いて下さい」と温かいお言葉を頂いた。
表敬後、岩手県青年海外協力隊を育てる会と岩手県青年海外協力協会(OV会)主催による壮行会が開催されました。最近帰国した佐々木紀恵OVと北条吉伸OVが、竹田さんに任国での活動や必要な物、心配なことなど意見交換をし、見事なアドバイスをされておりました。今回は、いつも以上に賑やかな壮行会となりました。またサプライズで竹田さんの職場の方々にもご出席いただきました。
2名は、夢と希望を持って任国へ出発。長いようで短い2年間、目標を持って活動をしてきてくださいね!
【宮城県】協力隊9名
若生副知事を囲む、宮城のなでしこジャパン
「みやぎ海外夢大使」委嘱状の交付。今回派遣される9名の青年海外協力隊員を含め、累計356名の夢大使が、世界中と国々と宮城を結ぶ架け橋となって活躍しています。
今回宮城県から出発するJICAボランティアは、宮城県庁と各出身市町へ表敬訪問に伺い、出発のご挨拶をしました。
今回派遣されるのは、次の青年海外協力隊9名の方々です。
石田道子さん(インドネシア・理数科教師)、板橋佐知子さん(グアテマラ・栄養士)、田老侑子さん(ベナン・看護師)、竹田真佑美さん(スリランカ・環境教育)、成田美穂さん(ベナン・理数科教師)、野池真理子さん(パラオ・看護師)、菊地紘子さん(ベナン・保健師)、吉川いづみさん(ベトナム・看護師)、安P純子さん(ガーナ・感染症対策)
お気づきになったと思いますが、今回は全員、青年海外協力隊の女性。宮城県の若生正博副知事への表敬訪問の際も、女性パワー全開で臨み、県庁の皆さんからも「力強い!」とのお褒めの言葉をいただきました。
「海外で、開発途上国の方々のためにご尽力なさる皆さんのご決意に、敬意を表します。皆さんを誇りに思います。東日本大震災では、宮城県に対し140を超える国々よりご支援や激励のメッセージをいただいています。『日本の皆さんへの恩返し』と言ってくださる国も多くありますが、それは皆さんの先輩方が、それぞれの国で人脈・友好関係を築いてこられた証だと思います。皆さんの任地での仕事は、宮城にいる私たちの仕事と同じく、復興への使命です。どうぞ皆さん、世界の皆さんに力強く復興していく私たちの思いを伝えてください。日本の家族、友人、そして現地の皆さんとの絆を強くすることを思い描きながら、活動してください。それぞれの国で、ご自分の力を試しながら国の発展に寄与していただきたいと思います。派遣国での2年間のご活動は、大きな宝物になるかと思います。満足感をしっかりと感じながら、体に気を付け、活動してきてください。」若生副知事にこのように激励され、9名の青年海外協力隊の皆さんは県庁を後にしました。
ガーナで感染症対策の活動をされる予定の安P純子さんのお話をご紹介します。
「幼い頃から看護師に憧れ、高校では看護科に進学し看護の道を歩んできました。高校生のときにJICAの存在を知り、自分自身がボランティア活動をするときには十分な知識・技術が必要だと感じ、今年で就職して9年目ですが、3年間消化器内科病棟で勤務し、その後5年間脳外科、頭頚部外科病棟で勤務しました。3年前より看護専門学校生の臨地実習指導者として現場での生の声を伝え、接遇から個々の患者さんの健康段階に応じた看護の知識・技術・態度の指導を行っていました。私は日本という、恵まれている国で生まれ生活していますが、健康に生きる権利はどの国においても平等でなければならないし、国境によって差があってはならないと感じます。私は病棟で勤務し、笑顔で退院を見送ることもあれば、がんセンターである為その人の人生の最期を看取ることも多くあり、また、抗がん剤治療や手術、放射線治療によって免疫力が低下し易感染状態の患者の看護に携わりました。感染症によって世界では多くの命が危険にさらされている現状を知り、私自身も国際社会の一員として自分の持っている力や経験、知識を活かし途上国の現場に実際に足を踏み入れ、地域に密着し巡回活動を行い、人々の健康増進、疾病の予防・回復を支援し貢献したいです。」
様々な思いを抱き、力強く飛び立つ青年海外協力隊の皆さん。2年後、帰国したときには、宮城県はまた一歩復興の歩みを進めていることでしょう。皆さんの充実したご活動が、ご支援くださった多くの国々に対する恩返しとなります。どうぞ健康に留意され、なでしこパワー全開で活動してきてください!
【山形県】協力隊1名
- <青年海外協力隊>
- 後藤真樹さん(フィリピン・食品加工/遊佐町出身)
遊佐町の時田博機町長を表敬訪問
山形県からは、遊佐町出身の後藤真樹隊員が食品加工隊員としてフィリピンへ派遣されます。フィリピンの配属先には食品衛生指導や自治体・NGO等とのネットワーク構築、マーケティングに関することが期待されています。
後藤隊員は9月13日に遊佐町役場で時田博機町長を、翌14日には山形県庁の商工観光部経済交流課国際室の渡邉局長を出発前表敬訪問で訪れました。
遊佐町の時田町長からは「食の安全は大事。経験を活かして(フィリピンの人々の)役に立ってきてください」と激励されました。
山形県庁では渡邉局長からやまがた国際友好大使の委嘱状を手渡され「(何ができるか)行ってみないとわからないが、自分の経験を活かして食品衛生改善ができれば」と抱負を語ってくれました。
表敬後はOB会が主催で壮行会が催され、元隊員や訓練前の新隊員が集まり、後藤隊員を囲んで乾杯しました。
体に気を付けて、充実した2年間を過ごしてきてください!
平成23年度1次隊/20名(2011年6月出発)
平成23年度3次隊ボランティアの皆さんは、6月上旬に所定の研修を終了し、それぞれの任国へ向けて出発しました。このうち東北5県出身のボランティアは、協力隊16名、日系社会青年ボランティア4名です。
【岩手県】協力隊2名、日系社会青年ボランティア1名
協力隊OB会の米澤さん(右)にも知事との面談に同席していただきました。
達増岩手県知事と出発ボランティア3名
岩手県青年海外協力協会(協力隊OB会)による壮行会が開催されました。岩手県の海外技術研修員の馬渕さんや協力隊OB会 須永顧問にも参加いただき、和やかなひとときを過ごしました。後藤久美子さん(右)、山内宏美さん(右から3番目)、福山めぐみさん(左から3番目)
6月16日、出発に先立ち次の3名のボランティアの方々が、達増岩手県知事に表敬訪問を行いました。
<青年海外協力隊>
- 山内宏美さん(サモア・歯科衛生士/盛岡市出身)
- 山内さんは、「今まで歯科衛生士として9年間勤務してきました。任地では、同僚と共に働き、歯科衛生士業務について指導します。また、サモアの学校や地域を訪問して、歯磨き指導や歯科衛生について指導も行います。臨床での経験とあわせて専任教員としての指導力を生かし、充実したボランティア活動をしたいと思っています」と、豊富を語ってくださいました。
- 福山めぐみさん(ルワンダ・獣医・衛生/滝沢村出身)
- 福山さんは、「大学を卒業後、岩手牧場や小岩井農場に勤務してきました。この度、学生の頃から興味を持っていた青年海外協力隊に応募し、アフリカのルワンダで牛の受精卵移植の普及に関わることになりました。牛の改良や畜産振興に貢献できるよう、受入国の人たちと共に頑張ってこようと思います。これまで多くの人や動物に成長させてもらったものを活かせるように、元気に働いてきます」と、意欲を見せてくれました。
<日系社会青年ボランティア>
- 後藤久美子さん(パラグアイ・ソーシャルワーカー/釜石市出身)
- 後藤さんは、「今までの経験と知識を活かしながらも、途上国の実情をもっと知りたい、自分の目で見たいと思い参加を決めました。活動内容は、パラグアイの日系社会に対して、デイサービスや家庭訪問、福祉グループの勉強会、健康講座等を実施する予定です。パラグアイには岩手県からの移民も多いそうなので、現在の岩手の様子なども伝えたいと思っています」と、決意を示してくださいました。
達増知事は、「任国では、くれぐれも体調管理には気をつけて欲しい。また震災後、多数の国と国際機関などから義援金を頂きました。この感謝の気持ちも任国でも伝えて欲しい」と、隊員3名を激励してくださり、この後、いわて親善大使委嘱状が手渡されました。ボランティア3名は、6月末にそれぞれの任国へ向けて出発します。
また、ボランティアの方々は、県庁にさきがけて出身市町村へも表敬訪問させていただきました。山内宏美さんは谷藤裕明 盛岡市長に、福山めぐみさんは柳村典秀 滝沢村長にお会いして、出発のご挨拶をさせていただきました。後藤久美子さんは、釜石市出身ですが、震災の復興業務にご多忙と思われましたので、釜石市役所へは出発情報を文書でのみご連絡させていただきました。
【宮城県】協力隊4名
表敬訪問をしたJICAボランティアは「みやぎ海外夢大使」に任命されます。写真は代表して授与された梨さん。
宮城県の若生副知事と今回派遣される青年海外協力隊の皆さん。
宮城県から出発したJICAボランティアは、青年海外協力隊の4名。6月の3週目に宮城県庁、各出身市町へ表敬訪問に伺いました。
今回派遣されるのは、次の4名の方々です。
- 梨智恵美さん(モロッコ・助産師/仙台市出身)
- 吉田真太郎さん(ホンジュラス・小学校教諭/仙台市出身)
- 佐藤瞳さん(キルギス・栄養士/栗原市出身)
- 那須耕太さん(フィジー・理数科教師/亘理町出身)
「学校の同僚や生徒たちと良い関係を築くことは大切ですが、そこだけにおさまらず積極的に地元の人々との関わり合いを持っていきたいと思います。お互いに有益となるボランティア活動を実践していきたいです」と力強く語ってくれた那須耕太さん。
実は、東日本大震災を憂慮して、JICAボランティアへ参加するかどうか何度も考えました。そんなときある方より、「国際協力は『鎖』のようなもの。一度切れてしまったら、なかなかつながらない。続けていくことが大切だよ」とアドバイスされ、参加を決意されたそうです。
宮城県の若生副知事には「いろいろな葛藤があったと思いますが、このような大変な時期に国際協力のために海外に行かれる皆さんを誇りに思います。おそらくこの時期に海外へボランティアに旅立たれるのはJICAボランティアだけではないかと思います。皆さんは宮城県の財産です。2年間、体に十分気をつけて、元気に活動してきてください。そして宮城は元気だと、大いにアピールしてきてください」と励ましていただきました。
現在、震災で庁舎が被災したため、敷地内の駐車場にプレハブを建てて執務をしている亘理町。大変な状況の中、快くJICAボランティア表敬訪問にご対応くださった、齋藤邦男町長、齋藤貞副町長初め、亘理町の皆さんの深い理解と、地元出身青年のJICAボランティアとしての活躍を願う温かいお気持ちを、肌で感じました。亘理町のみならず、宮城県、県内すべての市町村が復興に向けて全力で取り組んでいます。そのような多忙な中、JICAボランティアの表敬訪問をお引き受けいただいたこと、心から感謝いたします。ありがとうございました。
「この時期の派遣となったことの意味をしっかりと考え、快く送り出してくれた家族や同僚、地元の人たちに感謝の気持ちを忘れずに活動してきたい。」未曾有の大震災を経験し、青年海外協力隊へ参加し地元を離れることへの不安を少なからず感じていたJICAボランティアの皆さん。地元宮城からたくさんの方々が、そして、同期の仲間が世界中から応援しています。
2年間、健康に気をつけ、思い切り活動してきてください!
【山形県】協力隊5名
山形県商工観光部観光経済局の渡邊局長(右から4人目)から「やまがた国際友好大使」委嘱状を手渡された出発ボランティア5名
山形市の市川市長(中央)を表敬訪問した三澤隊員(左)、須貝隊員(右)
鶴岡市の榎本市長を表敬訪問した、小林明子隊員
6月13日、以下5名の青年海外協力隊隊員が山形県商工観光部観光経済局の渡邊修局長を表敬訪問しました。
- 小林明子さん(ラオス・青少年活動/鶴岡市出身)
- 坂野雄大さん(パプアニューギニア・理数科教師/米沢市出身)
- 須貝理美さん(ニカラグア・ソーシャルワーカー/山形市出身)
- 三澤香織さん(カンボジア・小学校教諭/山形市出身)
- 元木恵理奈さん(中華人民共和国・日本語教師/東根市出身)
渡邊局長の前に5名の新隊員は緊張した面持ちでしたが、それぞれ派遣される任国・任地・今後の活動について尋ねられると、いきいきとした表情で今後の抱負を語ってくれました。
現職教員特別参加制度で参加する小林明子さんは、ラオスの子ども文化センターに配属されます。子どもたちに踊りや音楽、絵画などを教え、また配属先スタッフへも指導するなどセンターの活動を向上させる支援を行う予定です。「このような機会を頂いたことを感謝し、ラオスと日本の架け橋になれるよう活動したい」と述べていました。
坂野雄大さんは、理数科教師として小学校で活動を行う予定です。配属先である小学校からは、理科や数学の授業を行うだけでなく、パプアニューギニアにある身近なものを利用した理科実験の紹介や普及、校内研修の企画運営も期待されています。坂野隊員はスポーツを取り入れた活動も行い「心身ともに教育していければと思います」と力強く語りました。
須貝理美さんは、中米にあるニカラグアのストリートチルドレンを保護し教育活動を行っているNGOの配属となります。貧困や家庭事情により通学できない子どもたちの図工や音楽のような情操教育をはじめ、家庭訪問を通して子どもたちの現状分析や支援活動を行う予定です。「これまでの経験を活かし、子供とコミュニケーションを取りながら活動していきたい」と、話されました。
以前にもカンボジアを訪れボランティア活動をしたことがある三澤香織さんは、小学校教諭として小学校に派遣されます。「体育では子供と一緒に体を動かしたり、また(図工を通して)モノを作ったりし、その楽しさを教えたい」と語りました。三澤さんは体育、図工、音楽などの情操教育の他、同僚教諭へその意義と重要性の理解を深めるための活動などを行う予定です。
元木恵理奈さんは、大学の外国語学部日本語学科に所属し、日本語教師として活動されます。学生への日本語授業のみに留まらず、学生が実際に日本語を使う機会を作ったり、日本文化を伝えたりするなどの活動を行う予定です。学生は生の日本語に触れる機会が少ないとのことで、元木さんの活躍が期待されます。元木さんは大学の行事など積極的に関わりながら「自分らしい授業ができたら」と語ってくれました。
渡邊局長は、隊員一人ひとりに派遣国について尋ね、帰国後は経験を活かして頑張ってほしいと激励しました。
また現職教員参加特別制度で派遣される小林さんは、この後、教育庁総務課教職員室の中井義時室長に表敬訪問し「ラオスの子どもたちが日本で学びたいと思ってくれるよう頑張ってきてください」と、激励を受けました。
表敬後、協力隊OB会主催による壮行会が催されました。参加した5名のうち3名の新隊員は、それぞれ元隊員の皆さんに任国での活動や必要な物、心配なことなど意見交換をし、充実した壮行会となりました。
皆さん、長いようで短い2年間、体に気をつけて充実した活動をしてきてくださいね!
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