東海林美紀 「ニジェールからの現地レポート」
東海林美紀
(Miki Toukairin)

山形県鶴岡市出身
青年海外協力隊
- 職種
- エイズ対策
- 配属先
- ニジェール/NGOエスポワール(ニアメ市)
- 活動概要
- NGOエスポワールスタッフの一員として、エイズ対策に関する業務(学校や村落地域への巡回指導、予防・啓発活動、エイズ患者の生活向上支援、患者の家庭訪問など)に携わり、感染率低下・予防に努める。
- 派遣期間
- 2007.3月〜2009.3月
- プロフィール
- 大学卒業後、協力隊に参加。大学在学中に国内のNGOでインターンをし、リプロダクティブヘルスとHIV/AIDSについて学ぶ。趣味は旅行で、特に好きな国はアイスランドとメキシコ。
第1回 「ニジェール到着&現地訓練」(2007年05月29日)
ニアメ上空
75日間の長野・駒ヶ根での訓練を終え、3月27日、同期隊員10人と共にニジェールに降り立った。どこまでも続く赤い砂の大地とニジェール人女性の鮮やかな衣装を見て、ついにニジェールに来たのだという実感がわいてくる。
最初の1週間は首都ニアメのホテルに滞在し、JICAニジェール事務所でのオリエンテーションが続く。その後、ニアメから約30キロ離れたコロという村で4週間現地語の訓練がある。ニジェールの公用語はフランス語で、ニアメではフランス語が通じるが、少し離れた村に入るとほぼ現地語のザルマ語かハウサ語しか通じなくなる。ニアメでも、ニジェール人同士は現地語で会話することがほとんどで、買い物やタクシーを利用するときなどの日常生活は、現地語中心になる。よって、今回は教育系隊員のフランス語クラス、ザルマ語クラス、ハウサ語クラスに分かれてレッスンを受けた。
このように外にベッドを出し、蚊帳を張って寝る
また、ニジェールは地球上で最も暑く、最も降水量の少ない地域で、国土の3分の2は砂漠。そして乾期(10月から6月)と雨期(7月から9月)に分かれ、4月、5月が一番暑い時期になる。つまり、私たちは一番暑い時期のニジェールに赴任し、もちろん冷房のないコロで語学訓練を受けるのである。直射日光下、温度計を見ると52度!夜になっても部屋の中の温度は40度以上で暑くて眠れず、蚊帳をはって外で寝る日々。異常に喉が渇き、枕元にあった水を飲むと、水はお湯に!トイレとシャワーは大量の蚊、ゴキブリ、ハエ、そして蛙と一緒。部屋の中は掃除してもすぐ砂だらけになり、羽アリが砂で壁に巣をつくる。そんな環境の中で、とにかくこの国で生きるだけで精一杯な自分の無力さを思い知らされる。
語学クラスの様子
語学訓練の後は4日間の国内研修(ホームステイ)。今までは全て同期隊員と一緒だったが、今回は一人で今にも壊れそうな小型ワゴンで移動し、ニジェール人の家に泊まった。やはり家族みんなで昼寝をし、夜は蚊帳をはって家族みんなで外で寝る。
いよいよ来週は引越し、そして仕事が始まる。