国際協力出前講座in茨城県立水戸商業高等学校
2011年11月2日
10月19日(水)茨城県立水戸商業高等学校 国際ビジネス科1年80名を対象に国際協力出前講座を実施しました。
今回講師として招かれたのは、ボリビア陶磁器OVの近藤桂さんと、コスタリカ村落開発普及員OVの佐々木雅俊さんです。講師として体験談をするのは経験豊富なおふたり。水戸商業の生徒の皆さんにはどのようなことをお話されたのでしょうか。
コスタリカ体験談@1年6組

コスタリカの災害を語る佐々木OV
佐々木さんは村落開発普及員として防災普及活動に携わった話をしてくださいました。コスタリカは日本と同じように自然災害が多い国の一つです。しかし地震の震度測定の基準が定められていないことや、住民に防災対策が理解されていないことなどが課題でした。災害から住民を守るために自分には何ができるだろうか。目に見える成果はなかなか得られず、地域に根ざした普及活動には大変苦労したそうです。国際協力は生半可な気持ちではできないこと、そして常に自分に自信を持ち、使命感を持って行動することの大切さを教えてくださいました。
ボリビア体験談@1年7組

ボリビアについて質問を投げかける近藤OV
現在笠間市で、ボリビアで出会った陶芸手法を取り入れながら新進気鋭の陶芸家として活躍されている近藤さん。任国に派遣された当初は多くの困難がありました。ボリビアでは紙コップやプラスチック製品の需要が高く、陶磁器はあまり普及していないのが現状です。当時は自分の技術が配属先から認められず、悔しい思いもたくさんされたそうです。しかし言葉の壁や現地に息づく伝統や風習も越えながら、笠間焼の伝統技術は少しずつ現地に浸透していきました。ボランティアの難しさと、それゆえの達成感が近藤さんのユーモアあふれる語り口で説明されました。
講師と語ろう!サークル型クラスディスカッション

クラスディスカッションの様子
休憩をはさんで6時間目に始まったのは、クラスディスカッション。
各クラスで行われ、生徒全員で輪になり、講義を聞いた感想や疑問に感じたことなど、とにかくなんでも講師に聞いて、国際協力についてみんなで語り合おう!というのがこの時間のねらい。
「現地で一番辛かったことって何ですか。」「ボランティアをしてよかったことは?」「現地の人と仲良くなるのはどうしたらいいの?」「現地の人から笑いを取るコツは?」などなど。講師に聞いてみたい素直な疑問がいくつも飛び交いました。講師は一つひとつの質問に答え、講義を聞いただけでは見いだせなかった新たな視点やボランティアに対する深い想いなど、有意義な時間をみんなで共有することができました。
佐々木OVの体験談を聞いて(感想文より)

一緒に記念撮影
「今までボランティアと言えば、自分にプラスになることはないイメージがありました。しかし、今回の授業を通して、ボランティアは相手を助けるだけでなく、自分自身も大きく成長できる活動なのだと思いました。」
「今回の東日本大震災でも、コスタリカを含めた多くの国々からの支援を頂いたので、そのお返しにもっともっとボランティアに参加できればと思いました。」
「コスタリカは平和な国として1番となり、子供から大人まで歌やダンスをしたりすることが好きな明るい国民だということを初めて知りました。」
「人のためにボランティアするのは、達成感があることなんだと思いました。」
近藤OVの体験談を聞いて(感想文より)
「社会人になったら自分の目で、貧困に置かれている現状を見に行きたいと思います。写真を見たり、話を聞いたりしても『かわいそうだな』と思うだけでイメージがわかないし、自分の目で見ないと分からないことがたくさんあると思ったからです。」
「ボランティアに参加することで、開発途上国の復興や発展へ繋がるなんてとても素晴らしい活動だと感じました。日本の技術を途上国に伝えることにすごく興味を持てました。」
「国境を越えて、お互いに何か助け合うことができれば良いと思いました。誰もが支え合っていければ、世界はもっと明るくなると思います。身近なことから協力していきたいです。」