

JICAボランティア事業の目的は「開発途上国の発展に貢献すること」です。よりよい明日を世界の人々と共有するため、日本が持つ技術や経験を伝え、役立ててもらうことに大きな意義があり、そしてそれは開発途上国との友好親善及び相互理解の深化にもつながります。また、ボランティアに参加する人にとっても、海外から日本社会を見直すことによって日本の良さを再発見したり、課題を確認したりして、自分自身を成長させ、真の意味の国際人となる機会でもあります。さらに、ボランティア参加を通じて得たこと、学んだことを帰国後に日本社会に還元することで、日本の地域社会が抱える課題の解決にも貢献することができます。このように、開発途上国の役に立つことはもちろん、参加者自身や日本社会の成長につながるところに、JICAボランティアに参加する意義があります。
JICAボランティアは、開発途上国の公的機関等に所属し、指導、助言、調査を通じて、開発途上国の人材育成を図り、ひいては国造りに協力しています。 また、開発途上国の側は日本人の持つ高い技術力や豊な経験に大きな期待を寄せています。過去に派遣されたJICAボランティアは、異なる言語や慣れない 生活習慣といった壁を越えて、ボランティア活動に従事してきたことで、開発途上国政府からは高い評価を得ています。
JICAボランティアに限らず、ボランティア一般に求められる資質としては、他人の役に立ちたいと望み自らの意志で 志願する精神、確固とした目的意識とそれを実現させていく計画性、困難な状況を克服する意欲と情熱、社会に溶け込む積極性、円滑に活動及び生活を遂行する 協調性、環境への適応力、相手から学び取る謙虚さ、思考の柔軟性等、数多く挙げられます。
また、JICAボランティアの場合には、生活環境が厳しく、精神的なストレスが強い開発途上国におい て、支障なく生活できる健康状態、途上国からの要請に応え得る技術力、さらに生活及び活動に支障のない語学力等も重要な資質として考えられます。
近年、日本国内では「ボランティア」活動が大きな注目を集め、多くの方々が様々な活動に従事しています。 若い世代だけでなく、社会の高齢化に伴い、長い人生をより有意義なものにしたいと望み、ボランティア活動に関心を寄せるシニア世代も急増しています。
ボランティアの体験は、支援する側の私たちの心も豊にします。「自分の技術が役に立った」、「村人に感謝された」、「現地の人々の素朴な生活に接し、真の豊かさとは何かを教えられた」・・・。自分たちも大きな充実感を得たという人はたくさんいます。私たちができることで、世界の人たちが明日への希望を持てたら、それはきっとあなたの心も満たす素晴らしい経験になることでしょう。あなたも、海外で、もうひとつの意義のある人生を見つけてみませんか 。