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求められる技術レベル

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作業療法士

1. 要請では、主にどのような活動を求められますか。

作業療法士の養成制度がある国々からも、また、作業療法士という職種そのものが存在しない国々からも要請されてきますので、求められる活動内容は千差万別です。仮に、養成制度があっても、数が少ない・ポストが少ないなど、地方では作業療法士はほとんどみかけないというのが多くの要請国に共通した特徴です。したがって、派遣された国では、作業療法士以外の職員(看護婦・理学療法士や助手・学校の先生・家族や保護者・作業指導員・ソーシャルワーカー・その他ケアワーカーなど)を相手にしながら、障害児者に作業療法サービスを提供することが主たる活動になります。それゆえ、治療・訓練に必要な技術に加えて、作業療法プログラムそのものを立ち上げ・軌道に乗せる技術がどこでも求められます。

また、どの要請先であっても、作業療法やリハビリテーションそのものを関係者に知ってもらうための啓発活動、障害当事者中心のイベントなどの企画・実施技術が求められことも頻繁です。対象は、教育/行政関係者・NGO団体・一般市民・当事者団体・保護者会・医療関係者など多様です。

活動する場所は、大別すると医療機関(病院やリハセンター)・養護学校(公立・NGO・民間財団など)・CBRセンター(教育・福祉・医療・職業・当事者エンパワメントなどの多様な機能の混在した小規模通所施設)・福祉型入所および通所施設・障害者職業センター・精神障害者施設(病院・通所センター)・保健センターなどです。

2. 応募をする上で、どのような技術、経験、資質などが求められますか。

日本のように障害の種別による領域が専門分化していることは少ないので、最低限3年程度の臨床経験はどこでも必要とされます。発達障害児領域の要請は最も多く、年齢層も乳幼児から青年までの多様な障害像が含まれます(知的発達遅滞・自閉小症・脳性麻痺・視力障害・言語聴障害など)。通常の発達促進的な評価・治療技術のほかに、車椅子調整やメンテナンス・姿勢保持用の椅子・机・自助具・訓練用具・玩具・教材・市販可能な作品見本の作成など、実際の「ものづくり」の技術が求められます。不用品・廃品・代替品の活用センスも必要となります。

成人・身体障害者の領域では、日本では理学療法が担当している運動療法的な技術や、スプリントや自助具の作成、車椅子使用に関連した調整・指導技術など、リハビリテーショのジェネラリスト的な経験や技術が求められることがしばしばです。

老人領域や精神保健領域では、今後要請数が徐々に増えていくと思われます。文化依存的な作業活動への興味や関心を引き出し、成功体験につながる指導技術(個別・集団)は必須です。日常生活における健康の自己管理手法や地域生活と関連づけた各種レクリエーションやイベントの企画・実践力も求められます。

また、どの領域であっても、就労支援やインカムジェネレーション(収入創出)の経験や技術は、作業療法の成果を見やすく伝達するのに役にたちます。

3. 技術顧問から応募を考えている皆様へのメッセージ

海外で自分の技術や経験を生かすには、それなりの準備や心づもりが必要です。今すぐ始められる準備は、①基礎体力の充実と生活上の安全管理の徹底、②気力に満ちたシンプルライフの実践(何があっても食べて・寝て・出す)、③現場主義の実践、④雑用を楽しむマネジメントとフットワークの工夫、⑤コミュニケーション(挨拶・話題提供・発信力)と言語力(辞書を手元において使いまくる)、⑥情報収集(自分の実践現場の情報を蓄積する/指導風景・自助具・作品・各種イベントの写真集や映像記録集の作成など/パソコン活用術の習熟(エクセル・パワーポイントなど)。あなたの日本での様々な活動風景は、現地でのコミュニケーションに説得力とアピール力を添えてくれます。

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