ボランティア 青年海外協力隊

基礎教育

幼児教育についてイエメンでは、その必要性が認識されつつあるものの、教育制度や施設の整備、指導案・カリキュラム策定、専門教師の育成など、あらゆる面で解決すべき課題は多いです。実際の現場では専門的教育を受けていないスタッフが主で、保護者の強い希望もあり学習の時間が多く取られ、情操教育の重要性は認識されていません。そこでJICAでは2005年から幼児教育隊員を派遣し、「遊び」を通した幼児教育のモデルケースの普及をめざしています。2006年から年1回程度、「あそび」と題したセミナーを国際連合児童基金(UNICEF)等関係機関と共同で開催しています。

家政、体育隊員についてはイエメンでは学校でそれぞれの授業は必須科目となっておらず実施している公立学校は限られており、専門教育を受けた教員もいません。隊員は各州の公立女子学校に配属され教員と協力しながら女子教育の充実をめざし活動しています。

職業訓練

自動車整備、工作機械など工業技術系の隊員を、地方拠点都市(タイズ州、アデン州)の職業訓練校へ派遣している他、近々、電気・電子機器の隊員も派遣される予定です。

水資源開発管理

水管理組合の組織運営へのサポートを行う村落開発普及員をタイズ州に派遣予定されています。