【イベント報告:山梨県】2016年度4次隊 帰国報告会を開催しました!

2019年5月10日

当日の様子

4月13日、JICA山梨デスクが主催し2016年度4次隊帰国報告会を開催しました。今回の報告会では、3月に帰国した2名が現地での活動の様子などを報告し、参加者に協力隊の魅力について語ってくれました。会場の山梨県国際交流センターには、JICA海外協力隊経験者や、今後協力隊に参加したいと考えている方など約30名にお越しいただきました。

人とのつながりの大切さを感じた2年間

活動について語る田中さん

パナマの首都にあるパナマ工科大学言語センターに派遣された田中新さん(職種:日本語教師)は、青年海外協力隊として現地の方に日本語を指導する活動を行いました。生徒への指導だけではなく、教員の育成も視野にいれながら2年間の活動を行ったという田中さん。派遣当初は現地の生活や文化に戸惑いや苛立ちもあったそうですが、徐々に慣れて適応していったと楽しそうに語ってくれました。1人では難しいと思ったことも、現地の日系企業や大使館、日本語学校などとネットワークを作ることで達成することが出来、人と人のつながりの大切さを感じたと語っていました。またパナマでの生活を通して、日本で生活していたら知らなかったことをたくさん知ることが出来た、尊敬する人にたくさん出会えたと2年間を振り返りました。

日本とは違う環境で生活した経験から

生活での苦労などを交えながら発表する河本さん

マレーシアのペナンにある高等技術トレーニングセンターに派遣され、シニア海外協力隊として実際に授業を担当していたという河本俊二さん(職種:電気通信)。赴任して3ヶ月ほどで突然セミナー開催を任されて困惑したことや、語学力が足りずもどかしい思いをしたという経験など、実際に活動してきたからこそ見えてきた課題や難しさについても語ってくださいました。また活動だけではなく、生活においても日本とは違う環境で過ごし、日本の素晴らしさや健康のありがたみを改めて感じたという経験から、今後参加したいと思っている方々に対して、現地で生活する際の注意点等も交えながら話してくださいました。参加者の中には今後シニア海外協力隊として応募を検討している方もいらっしゃり、河本さんの話を聞いてより一層参加したいという気持ちが強くなったと話していました。

最後に

本日の報告会では、2年間の活動をとても楽しそうに語る田中さん、河本さんの笑顔が印象的でした。また参加者からも今後応募を検討したいという声がたくさん聞かれ、私自身とても嬉しくなりました。今後も山梨県から多くの人が海外に羽ばたいてくれることを期待しています。
                                    (報告:JICA山梨デスク 穂坂ちひろ)